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蛯名正義騎手(42)=美浦・フリー=が21日の中山3Rをシンクヴェトリルで勝ち史上7人目、現役では武豊騎手、横山典弘騎手、柴田善臣騎手に次ぐ4人目のJRA通算2000勝を達成した。
先週15日の京成杯をベストディールで制し、通算1998勝とした蛯名は2Rをオーシュペールで逃げ切ってリーチをかけ、3Rも逃げ切りメモリアルV。「プレッシャーがかかるから早めに通過したいと思った。スムーズにクリアできてよかったよ」と蛯名はさわやかな笑顔で歓喜の瞬間を振り返り、師匠の矢野進元調教師に「よく頑張ったな」と祝福されると、「師匠がいたからここまでやれています。自分は人と馬に恵まれています」と感謝の言葉を口にした。その後、10R、12Rも制して2002勝とした。
1987年3月1日のデビューから通算1万5913戦目での達成。JRA・GIはアパパネの牝馬3冠(2010年)やマンハッタンカフェでの01年菊花賞、同年有馬記念、02年天皇賞・春など18勝。
「(2000勝は)デビューの頃は想像もできなかった。数字を聞くとすごいが、もっと積み重ねたい気持ちもある。同期にずば抜けて勝っているヤツ(武豊)がいるし、素晴らしい先輩もいるし、追いつけ追い越せの気持ちで頑張る」とさらなる活躍を誓う。今年は年明けから勢いに乗っており、中山金杯(フェデラリスト)、京成杯(ベストディール)の重賞2勝を含む14勝で全国リーディングのトップを疾走している。
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