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JRA991勝の橋口弘次郎調教師(70)が定年のため、今週限りで35年間の調教師人生に幕を下ろす。「いよいよ来たなという気持ちはあるが、周囲が考えているほど大袈裟には思っていないよ」。ラスト重賞は阪急杯。そのミッキーラブソングがけさ、栗東坂路で追われた。
オールスマイルと追い比べとなったラスト1Fは13秒0。最後までしっかりとした脚取りで併入した。跨った酒井助手は「きれいな併せ馬ができた。去年の冬場に比べても状態はいいし最後なので…」と祈るような表情だ。現役で唯一2勝(87年セントシーザー、88年サンキンハヤテ)している阪急杯。前走・京都金杯で3着の実力馬ならチャンスは十分だ。
勝てばJRA重賞は97勝目。GIは10勝しているが、初制覇は92年秋の天皇賞のレッツゴーターキンだった。「栗東に坂路ができて、厩舎として軌道に乗ってきたころ。あれで大手の馬主さんに認められたね」
そして96年、“橋口厩舎35年のなかの最強馬”と称するダンスインザダークが菊花賞を勝った。ただ、ダンスの思い出は悔しさのほうが濃い。
「皐月賞を熱発で回避して、ダービーはどんな勝ち方をしてくれるんだろう、と思っていた。それが2着に負けてダービーへの思いが一気に強くなった」
一昨年、栄光をついにつかんだのがワンアンドオンリー。「ダービーへ執念を燃やしていたが、日が経つにつれ、勝つことは奇跡だと思うようになった。ワンアンドオンリーはダービーを獲らせてくれるために出現した馬だね」
ファンや関係者に、これほど愛され、慕われた調教師はいないかもしれない。引退は寂しい限りだが、あとは息子の橋口慎介調教師(40)が継いでくれる。
「ここ2~3年は体調が思わしくなく長く感じた部分もあるが、それまでは無我夢中で早いも遅いも考えなかった。僕の競馬人生は運がいい。悔いはないよ。厩舎は息子が継ぐけど、記者さんをはじめ、みんなが来てくれる厩舎にしてほしい」
“悔いはない”というが、阪急杯を勝てればそれこそ最高のエンディング。ラストデーの勝利インタビューでまた橋口節を聞きたい。
(夕刊フジ)
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