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第59回京都新聞杯(7日、京都11R、GII、3歳オープン国際、馬齢、芝・外2200メートル、1着賞金5400万円=出走15頭)3番人気のクレスコグランドが中団から直線で力強く伸びて、ゴール寸前でユニバーサルバンクをハナかわしてV。3連勝で重賞初制覇を決めた。タイム2分13秒5(良)。賞金加算に成功して、4連勝でのダービー(29日、東京、GI、芝2400メートル)制覇に挑む。単勝オッズ1・7倍の1番人気レッドデイヴィスは勝負どころで手応えが怪しくなり、10着に大敗。
明るい日差しの下で、クレスコグランドの末脚がきらりと光った。道中は内で我慢すると、直線では外から豪脚が爆発。最後は3頭がハナ、アタマ差の接戦となったが、上がり3ハロン33秒9の末脚を駆使した外のクレスコグランドが、ユニバーサルバンクをハナ差制して、ダービーへの東上最終便をモノにした。
これが区切りのJRA重賞通算270勝目となった武豊騎手は「初めて乗りましたが、乗りやすくて力強い走りをしますね。あまり器用なタイプじゃないから、東京の方がさらにいいと思う」と高く評価する。
半姉には重賞2勝のアプリコットフィズ、母の兄には菊花賞、有馬記念、天皇賞・春とGI3勝のマンハッタンカフェがいる良血馬が、本格化の気配。重賞Vの勢いに乗って、ダービーで3歳頂点の座を狙う。(宇恵英志)
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