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【チャンピオン】血統診断

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 ダート界のチャンピオンを決めるにふさわしいメンバーがそろった。

 中京競馬場の馬場改修後(2012年3月以降)に行われたダート1800メートル戦で、連対数がトップのキングカメハメハ産駒。4頭が出走予定だが、大将格は昨年の優勝馬ホッコータルマエだ。母マダムチェロキーはダート中距離で4勝。母の父が米GIブリーダーズCスプリントを制するなど牝系はダート指向で、スピードも継承している。

 ロワジャルダンはこのレースの前身のJCダートで3着に入ったゴールデンチケットが全兄で、祖母は仏GIを制覇。いとこに皐月賞キャプテントゥーレがいるなど牝系は上質で、初の大舞台でも気後れはない。

 ダノンリバティは近親にダートGI9勝のヴァーミリアンがいる。前回はダートで初めて掲示板を外したが、あの一戦だけで見限れない。

 4連勝中と勢いに乗るノンコノユメの父は、キングカメハメハと同じミスタープロスペクター系のトワイニング。母の父がサンデーサイレンス、もしくはその直系種牡馬との配合が活躍馬を出す成功パターン。本馬も母の父がアグネスタキオンでこれに該当している。

 コパノリッキーはダートGI4勝のゴールドアリュールからパワーとスタミナを受け継いだ。父の産駒には交流重賞やGIを連戦連勝し、一時代を築いた名馬のスマートファルコンエスポワールシチーがいる。この馬も自分の競馬ができれば崩れないだろう。

 サウスヴィグラス産駒の勝ち星は1400メートル以下に集中しており、コーリンベリーにとって距離延長は減点材料だ。

 唯一の外国馬ガンピットの父ドバウィは日本ではなじみが薄いが、今年は産駒がドバイワールドCや“キングジョージ”を制するなど世界で活躍中。本質的に芝向きの産駒が多く、ガンピットは芝に近いとされるAW(オールウエザー)で7戦7勝。今回は初の海外遠征に加え、左回り、ダートも初めて。日本の馬場への適性は未知数で、割り引きは必要だ。

 穴ならリボーのクロスを持つグレープブランデーか。7歳を迎えた今年も重賞戦線で健在をアピール。GI特有の厳しい流れになれば、底力と勝負根性で浮上してくる。 (血統取材班)

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