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甘鯛(アマダイ)という魚がいる。横顔が頬被りをした尼僧に似ているからその名がついたと言われるこの魚、鯛の名とは裏腹に学類上はスズキ目キツネアマダイ科に属する鯛とは別種の魚だ。江戸時代から人々の食卓を彩ってきたがこの魚が注目されるようになったのは実はここ30年くらいの話だ。
今から30年ほど前、会社の同期とよく釣りに行った私は季節を問わず魚を求め、乗り合いの船に乗った。当時秋から冬にかけて釣れる魚といえばタチウオ、イナダ(ブリの幼魚)、カワハギ、カサゴなどが中心だったがいつしかどの船も釣果が上がらなくなった時、横須賀から出る船が急にアマダイの乗り合いを始めたのだ。
名前は聞いたことがあったが、食べたことも見たこともなかったこの魚、当時は釣り船のターゲットではなく外道だった。当然バカバカ釣れた。ところが私と友人を含め、持ち帰り実際に食べた釣りファンの間で瞬く間にその味の良さが広まり、最初の年には数人の客しかいなかった釣り船も次の年には満員となり、さらに翌年には予約が取れなくなり、しまいには皆があまり沢山釣るものだから、せっかく予約が取れてもなかなか釣れない魚となった。今では高級魚の部類に入り高級料亭で目にする出世ぶりだ(笑)。
アマダイの他にもグルメランキングで出世した魚は多い。たとえばこれまた高級魚として取引されるイトヨリダイは、私が若い頃は釣れても「金魚」と称し海に捨てていた。世の中何が受けるかわからない。価値とはモノにある属性でなく、ヒトが後から付け加えたもの、ということの良い例だ。
さて、価値が後から加わると言えば競馬も一緒。重賞を勝つ前の馬は軽視されるが、一度勝てば世間に注目され次の重賞では人気を背負う。競馬ファンが熱望する能力の一つは、そういった「これからの馬」を見極める“目”。そして今週末東日本エリア・メイン競走の一つ、アルゼンチン共和国杯はまさに「これからの馬」を見極める目が要求されるレースの一つ。今週の金言を紹介しよう。
曰く「アルゼンチン共和国杯は軽ハンデ実力馬を狙え」。
たとえば昨年優勝のブレークアップは54kgと斤量に恵まれ同レースが重賞初制覇だったが、年内に2勝クラス、3勝クラスを勝ち上がりメキメキ力をつけてきていた最中だったし2着ハーツイストワールも直前リステッド競走の札幌日経OPを勝っていた。また2020年の勝ち馬オーソリティも54kgと斤量に恵まれたが春先に重賞の青葉賞を勝つなど、既に長距離路線では頭角を現していた。
ゼッフィーロは今年4歳。目黒記念で4着し、直近オールカマーで3着したが重賞勝ちはまだない。実力はあるが軽ハンデが目され、ここは大チャンスだ。
以前このコーナーで紹介した「2062年から来た未来人」の予言によれば、今から40年後、食べられる魚介類は地球上に存在しないという。高級料亭でミミズが出される未来もそう遠くないのかも知れない…(怖)。
(文:のら~り)
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