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9月30日の阪神9R・ヤマボウシ賞(2歳1勝クラス、ダート1400メートル)は、2番人気で和田竜二騎手とコンビを組んだサトノフェニックス(牡、栗東・西園正都厩舎)が中団追走から差し切ってV。6月阪神の新馬戦以来となるレースを勝利で飾り、オープン入りを決めた。タイムは1分25秒8(良)。
クビ差の2着は勝ち馬と並んで脚を伸ばしたナスティウェザー(5番人気)。さらにアタマ差の3着には最後方から追い込んだラムジェット(1番人気)が入った。
ややバラついたスタートとなったが、外からレオエンプレスが先手を取る。その外からホーリーブライトが2番手につけ、3番手は内エスカル、外アスクアイルビゼアが並ぶ形。人気のラムジェットは最後方からのレースとなった。先行各馬が粘りを見せたが、直線半ばになると外から伸びた差し馬が台頭。サトノフェニックスが抜け出し、ナスティウェザーが食い下がるところへ、ようやくエンジンがかかったラムジェットも襲い掛かったが、サトノフェニックスが押し切って勝利を飾った。
サトノフェニックスは、父ヘニーヒューズ、母マーメイドティアラ、母の父シンボリクリスエスという血統。通算成績は2戦2勝となった。
◆和田竜二騎手(1着 サトノフェニックス)「砂をかぶって外に逃げる癖が出ましたね。動きたくないところで動く形になりましたが、それでもしのぎ切るように能力は高いです」
◆西園正調教師(同)「強い勝ち方をしてくれました。最初の芝スタートで戸惑いましたけど、ダートに入ったら勢いもついてくれたので。強引な競馬になって、外に逃げながらもしのいでくれました。1回使って力も付けていますね」
※次走は兵庫ジュニアグランプリ(11月22日、園田、JpnⅡ、ダ1400メートル)か、カトレアS(11月25日、東京、OP、ダ1600メートル)に向かう。
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