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2月25日にサウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われた「サウジダービー」(3歳オープン、GⅢ、ダート・左1600メートル、13頭立て、1着賞金90万ドル=約1億2281万円)は、ルイス・モラレス騎手のコミッショナーキング(牡、サウジアラビア=サバー・アルシャムリ厩舎)が壮絶なマッチレースを制してV。2着はアメリカのハヴナメルトダウンで、4頭が出走した日本馬はデルマソトガケ(牡、栗東・音無秀孝厩舎)の3着が最先着となった。勝ちタイムは1分38秒820(良)。
レースはスタート直後からコミッショナーキングとハヴナメルトダウンが並んで先行。エコロアレス、デルマソトガケがその後ろを追走するが、前の2頭はぐんぐん差を広げて直線へと向かう。マッチレースはゴール間際まで続いたが、最後はわずかに外のコミッショナーキングが先着。デルマソトガケはしぶとく粘り込んで3着に食い込んだ。コンティノアール(牡、栗東・矢作芳人厩舎)がじわじわと伸びて5着。フロムダスク(牡、栗東・森秀行厩舎)は9着で、この日が現役最終騎乗となる福永祐一騎手のエコロアレス(同)は12着に終わった。
◆音無秀孝調教師(デルマソトガケ3着)「4コーナーで少し離れ過ぎたかな。もう少し詰めていればね。最後に脚を使っているのでね。この馬の持っているものは出し切ってくれたと思います。1600より1800くらいの方がいいのでね。予定通り、ドバイに行きます」
サウジダービーを勝ったコミッショナーキングは、父コミッショナー、母エクハシーナ、母の父ソングアンドアプレイヤーという血統のアメリカ産馬。通算成績は4戦3勝。
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