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エルムSの追い切りが札幌競馬場と函館競馬場で行われた。昨年の勝ち馬スワーヴアラミスは札幌のダートコースで楽々と先着。昨年以上の気配で臨む。
連覇へ向け、スワーヴアラミスが札幌ダートで力強い蹄音を響かせた。5ハロン69秒8─12秒8の時計こそ目立たないが、2馬身先行した僚馬テーオーラファエロ(1勝)の外から余裕を持って馬体を並べ、楽な手応えで半馬身先着した。
「調教も動くようになってきたし、注文が付かなくなってきたね。1年前より精神的にドッシリした感じで、調整もやりやすくなっている」
メンタル面の成長を強調した野見山助手は「この馬にとって滞在調整が大きい」と熱弁する。輸送で馬体重を減らしやすいが、北海道の滞在競馬では抜群の安定感。函館では昨年のエルムSを含め2戦2勝で、札幌でも2戦1勝、2着1回の好成績だ。負けた大沼Sも斤量59キロを背負って0秒1差の2着なら強い内容だった。
「58キロの斤量は気になるけど、心配なのはそれくらい。1年前よりもいい雰囲気だし、今の感じなら楽しみ」
昨秋以降はGⅠで強い相手にもまれて経験を積み、7歳の今年もGⅡ東海Sを制覇した。ステップアップを続けるスワーヴアラミスが今年も実力を誇示する。
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