週末の注目レースを
伊吹雅也プロが「1点」の傾向に注目して分析する連載。特別登録を基に各レースを予習する際の参考資料としてご活用下さい。今週のターゲットは、大阪スポーツ杯・もみじS・オクトーバーS・
秋華賞・信越S・
府中牝馬Sの6レースです。
▼2024年10月12日(土) 京都11R 大阪スポーツ杯
【出走数別成績(2019~2023年の太秦ステークス)】
●14戦以内 [5-3-1-13](3着内率40.9%)
●15戦以上 [0-2-4-45](3着内率11.8%)
→同時期に施行されていた2019~2023年の太秦ステークスは、キャリアの浅い馬が優勢。一方、出走数が15戦以上、かつ前走の距離が1700m以上だった馬は[0-0-3-43](3着内率6.5%)と苦戦していました。
▼2024年10月13日(日) 京都09R もみじステークス
【父に
キングカメハメハ系・
ディープインパクト系以外の種牡馬を持つ馬の、枠番別成績(2020年以降)】
●1~5枠 [0-1-0-11](3着内率8.3%)
●6~8枠 [0-2-1-2](3着内率60.0%)
→
キングカメハメハ系種牡馬や
ディープインパクト系種牡馬の産駒が優秀な成績を収めているレース。なお、父が
キングカメハメハ系種牡馬でも
ディープインパクト系種牡馬でもなかった馬のうち、1~5枠を引いた馬はあまり上位に食い込めていません。
▼2024年10月13日(日) 東京11R オクトーバーステークス
【“同年の、JRAの、重賞のレース”において9着以内となった経験の有無別成績(2017年以降)】
●あり [7-6-5-43](3着内率29.5%)
●なし [0-1-2-36](3着内率7.7%)
→重賞を主戦場としてきた馬が中心。特別登録を行った馬のうち、“2024年の、JRAの、重賞のレース”において9着以内となった経験があるのは、
グランディア・
ノースザワールド・
バラジ・
ファユエン・
ボーンディスウェイ・
ラヴェル・
ラリュエルの7頭だけです。
▼2024年10月13日(日) 京都11R 秋華賞
【前走の着順別成績(2017年以降)】
●4着以内 [7-7-6-57](3着内率26.0%)
●5着以下 [0-0-1-42](3着内率2.3%)
→2017年以降の3着以内馬21頭中20頭は、前走で4着以内に好走していた馬。大敗直後の馬は評価を下げるべきでしょう。
▼2024年10月14日(月) 新潟11R 信越ステークス
【馬番別成績(2021年以降)】
●1~9番 [0-2-0-25](3着内率7.4%)
●10~18番 [3-1-4-16](3着内率33.3%)
→枠順が明暗を分けそう。内寄りの枠に入った馬は疑ってかかるべきだと思います。
▼2024年10月14日(月) 東京11R アイルランドトロフィー 府中牝馬ステークス
【馬番別成績(2019年以降)】
●1~8番 [5-5-3-27](3着内率32.5%)
●9~18番 [0-0-2-27](3着内率6.9%)
→こちらも枠順がポイント。外寄りの枠に入った馬は期待を裏切りがちでした。
次回、【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】特選重賞データ分析編は10/14公開予定です。