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2024年12月14日(土) | ターコイズS G3 |
---|---|
2024年12月15日(日) | 朝日杯フューチュリティS G1 |
着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | 12 | 牝3 | 51.0 | 丹内祐次 | 美 菊沢隆徳 | 454(+6) | 1.47.4 | 9.6 | 5 | 34.8 | ⑦⑧⑥⑤ | |||
2 | 1 | 1 | 牝3 | 51.0 | 武豊 | 美 手塚貴久 | 458(+6) | 1.47.4 | アタマ | 4.4 | 2 | 34.4 | ⑪⑪⑪⑪ | ||
3 | 5 | 7 | 牝4 | 55.0 | 藤岡佑介 | 栗 中内田充 | 456(-6) | 1.47.5 | クビ | 13.3 | 7 | 35.0 | ③③⑤③ | ||
4 | 8 | 13 | 牝4 | 55.0 | 鮫島克駿 | 栗 庄野靖志 | 474(+2) | 1.47.5 | ハナ | 5.3 | 3 | 34.7 | ⑨⑨⑧⑦ | ||
5 | 4 | 6 | 牝4 | 56.0 | 横山武史 | 栗 清水久詞 | 476(0) | B | 1.47.5 | ハナ | 13.2 | 6 | 35.4 | ①①①① | |
6 | 6 | 9 | 牝5 | 57.0 | 北村友一 | 栗 高野友和 | 492(+2) | 1.47.6 | 3/4 | 13.8 | 9 | 35.3 | ③③②② | ||
7 | 3 | 3 | 牝3 | 52.0 | 西村淳也 | 栗 杉山佳明 | 484(+4) | 1.47.7 | 3/4 | 9.3 | 4 | 34.9 | ⑨⑨⑧⑦ | ||
8 | 4 | 5 | 牝5 | 55.0 | 高杉吏麒 | 栗 藤岡健一 | 466(0) | 1.47.7 | アタマ | 102.8 | 12 | 35.1 | ⑦⑤⑥⑦ | ||
9 | 3 | 4 | 牝5 | 55.0 | 佐々木大 | 栗 矢作芳人 | 434(+6) | 1.47.8 | 1/2 | 94.3 | 11 | 35.0 | ⑤⑤⑧⑩ | ||
10 | 2 | 2 | 牝4 | 55.0 | C.ルメー | 美 木村哲也 | 478(+4) | 1.47.9 | 1/2 | 3.9 | 1 | 34.9 | ⑪⑪⑪⑪ | ||
11 | 7 | 11 | 牝5 | 56.0 | 池添謙一 | 美 国枝栄 | 454(-10) | 1.48.1 | 1 | 106.6 | 13 | 34.8 | ⑭⑭⑭⑭ | ||
12 | 8 | 14 | 牝4 | 57.0 | 武藤雅 | 美 武藤善則 | 488(0) | 1.48.1 | ハナ | 13.4 | 8 | 35.1 | ⑪⑪⑪⑪ | ||
13 | 6 | 10 | 牝4 | 55.0 | 黛弘人 | 美 小島茂之 | 440(-4) | 1.49.0 | 5 | 167.8 | 14 | 36.6 | ⑥⑤④③ | ||
14 | 5 | 8 | 牝5 | 55.0 | 横山和生 | 美 上原博之 | 448(+4) | 1.49.7 | 4 | 24.5 | 10 | 37.4 | ②②②⑤ |
ラップタイム | 12.3 - 11.2 - 12.2 - 12.4 - 12.2 - 11.8 - 11.6 - 11.8 - 11.9 |
---|---|
前半 | 12.3 - 23.5 - 35.7 - 48.1 - 60.3 |
後半 | 59.3 - 47.1 - 35.3 - 23.7 - 11.9 |
■払戻金
単勝 | 12 | 960円 | 5番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 12 | 300円 | 4番人気 |
1 | 220円 | 3番人気 | |
7 | 360円 | 6番人気 | |
枠連 | 1-7 | 2,770円 | 15番人気 |
馬連 | 1-12 | 3,020円 | 14番人気 |
ワイド | 1-12 | 1,310円 | 18番人気 |
---|---|---|---|
7-12 | 1,740円 | 23番人気 | |
1-7 | 2,070円 | 31番人気 | |
馬単 | 12-1 | 6,880円 | 31番人気 |
3連複 | 1-7-12 | 15,280円 | 67番人気 |
3連単 | 12-1-7 | 85,950円 | 368番人気 |
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土曜日の札幌芝のレース結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この中間、水曜日から木曜日にかけて4ミリの降水が観測されるも、金曜日の天気に恵まれたこともあり、土曜日の芝コースは良馬場(JRA発表)でスタート。日中は曇りがちの天気だったが、雨が降ることはなく、良発表のまま土曜日の開催を終えた。
芝2000mで行われたSTV賞(3勝クラス)は2分0秒6の決着。今回と同様にクイーンSの前日に施行された、昨年は1分59秒2の決着だった。そのことからも、当時より時計が出づらい馬場状態だったことがうかがえる。
そうした状況もあってか、先団勢の勢いが増しつつあり、土曜日施行の芝競走7鞍における1~2着馬の最終4角通過順は、いずれも5番手以内。末一手の後方勢にとっては、厳しいコンディションだったようだ。
その一方、枠順については中~外が優勢。1~3枠から馬券(3着以内)に絡んだ馬は2頭のみ。ともに最終4角を1番手で通過していた。要は、距離ロスなく走れるメリットよりも、窮屈な競馬を強いられるデメリットのほうが大きいということだろう。
ただ、未明から雨が降り続き、日曜日開催中の天気も不安定(28日7時の時点)。前日より力を要する馬場状態になる可能性が高く、体力的な要素を踏まえると、内寄りの枠を軽く扱うことはできない。ゆえに、流れや立ち回り次第で、どの枠順でも上位進出可能とみるべきだ。
脚質についても、見直す必要がある。前日こそ先団勢が幅をきかせていたが、その点や馬場状態などを考慮して、騎手や陣営の意識が強く働くこともじゅうぶんに考えられるだろう。それゆえ、逃げ・先行型に固執せず、少し構えを広げたほうが好結果につながりやすいのではないか。
枠順や脚質での絞り込みが難しいとなれば、もっとも頼りになりそうなのは、力を要する芝での経験値だろう。線引きするに悩ましいものがあるが、ここはシンプルに洋芝(札幌芝・函館芝)で、好走(3着以内)したことがある馬を重視したい。
今年のクイーンSの出走メンバーで、条件を満たしているのは、⑦アルジーヌ、⑧ウインピクシス、⑬ドゥアイズ、⑭モリアーナ。よって当欄では、これら4頭を注目株として推奨する。
日曜日に行われるクイーンSの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ボンドガール【C】
札幌ダ単走(24日)。美浦Wでの1週前追い切りと同様、直線での手前替えがひと息。そのせいか、促しに対する反応が渋く、この馬にしてはゴール前の動きも地味。コーナーから直線序盤にかけての走りは良かったのだが……。本番でジョッキーがうまくコントロールできれば、という条件付きの狙いとなろう。
②ウンブライル【B】
函館W併走(24日)。いつもの3頭併せとは異なり、相手が1頭だけとあって、そのぶん気を遣わず走れている印象。少しズブい面を見せたあたりに、まだ良化の余地を感じる一方、体勢有利のかたちできちんと収めた点は評価してしかるべき。万全には至らないまでも、着実に下地は整ってきている。
③イフェイオン【A】
札幌芝単走(24日)。手前替えの際に少しヨレたが、この馬とすれば比較的大人しくこなしたほう。ひと頃より直線での順手前が長続きしているのも良い傾向。バネ感のあるフットワークが目を引き、促しに対する反応も素早い。状態の良さがうかがえる内容だった。
④ラリュエル【C】
札幌ダ単走(24日)。口向きの悪さを見せるなど、安定感のないコーナリング。直線に入ってからも、推進力が前に向いていないような感じの完歩が目立つ。ゴール標識前後ではそれなりに脚を伸ばしたとはいえ、もっと上の走りがある馬。その点を鑑みると、高評価はしづらい。
⑤モズゴールドバレル【C】
札幌芝併走(25日)。先導馬に取り付くまでの走りは悪くなかった。だが、並んでからの反応が渋く、併走馬の鞍上がまだか?と催促するような場面も。最終的に頭ひとつ抜け出したとはいえ、手応えは3歳1勝クラスのパートナーのほうが優勢。なにかしら物足りなさを覚える内容だった。
⑥コンクシェル【B】
函館W併走(24日)。無駄の少ないコーナリング。身のこなしに硬さもない。パートナーが前に出ようとするも、それを許さない勝負根性を見せ、最後はきちんと体勢有利のかたちに持ち込んだ。もう少し首の動きに安定感がほしいが、大きく割り引くほどではない。順調な仕上がりといえる。
⑦アルジーヌ【B】
函館W単走(24日)。気負わず穏やかに走れているし、身のこなしに硬さもない。最後まで脚どりもしっかりしている。この動きを確認する限り、前走の反動や疲れ、輸送のダメージはうかがえず、自身のパフォーマンスはきちんと示している印象。状態キープと判断したい。
⑧ウインピクシス【B】
札幌ダ単走(24日)。ダートでの調教が影響しているのか、いつもと比べて前さばきに硬さを感じるコーナリング。それでも直線で手前を替えたあとは、この馬らしい後肢に力感のある走りに。鞍上の仕掛けに対する反応や、ゴール前の動きも悪くなかった。まずまずの仕上がりではないか。
⑨スタニングローズ【B】
函館W単走(24日)。ピッチ気味の走りではあるが、脚どりはしっかりしており、体の軸も安定。ひと頃に比べると後肢の力感が増し、そのぶん前後のバランスも良くなった。あと少し動きにキレがあれば、といったところだが、雰囲気は決して悪くない。ひとまず順調とみてよさそうだ。
⑩キタウイング【B】
函館ダ単走(24日)。脚さばきに硬さを感じるコーナリング。ただ、直線途中で蹄鉄がすっ飛んでいたことを踏まえると、コーナーの段階でズレ始めていたのかも。実際、蹄鉄が外れてからは、体を上手に使って活気のある走りに。ゴール前の反応も悪くなかった。この馬なりに整えてきた印象を持つ。
⑪エリカヴィータ【C】
函館W併走(24日)。コーナーでの動きは悪くなかったのだが、直線に入ってからの走りがひと息。頭の位置が高く、フォームも乱れ気味。推進力を上に逃すような完歩が目立つのも気になるところ。実戦も稽古もムラのあるタイプとはいえ、評価を上げるには躊躇してしまう内容だった。
⑫コガネノソラ【B】
函館芝単走(24日)。なにを気にしているのかは不明だが、両耳を小刻みにくるくると動かして落ち着きのない様子。ただ、フォームは安定しており、手前替えもスムーズ。脚どりもしっかりしている。体調自体は良さそうなので、あとは実戦に行っての集中力次第。それが焦点となる。
⑬ドゥアイズ【A】
札幌ダ単走(24日)。鞍上と息を合わせて、直線部分での折り合いはスムーズ。ダート調教を感じさせない軽やかな脚さばき、それでいて力感もある。この馬とすれば手前変換時に体のブレが少ない点も好印象。このまま順調なら良い仕上がりになりそう。高く評価したい1頭だ。
⑭モリアーナ【B】
札幌ダ単走(24日)。体を上手に使って走れているし、着地の安定感と力強さも目を引く。惜しむらくは、本番で騎乗予定のジョッキーがまたがっていたにもかかわらず、手前替えがひと息だったこと。そのあたりがスムーズであれば、優にA判定の内容だった。
◆アルジーヌ・松岡助手「少し気の勝ったところはあるが、いい状態をキープ。小回り1800メートルは得意な条件」
◆イフェイオン・杉山佳師「西村淳騎手の意見もあってここへ。稽古では芝をうまくとらえていた。洋芝は合いそう」
◆ウインピクシス・横山和騎手「順調にこられている。気の入りやすい面は感じるが、調教では落ち着いていた」
◆ウンブライル・木村師「体調面に関しては改善の兆しがある。自分のストライドで走れるようにバランスを修正していきたい」
◆エリカヴィータ・吉田助手「変わりなく来ています。舞台は気にしていませんし、集中して走ってくれれば」
◆キタウイング・中島助手「体調も精神状態も安定。GⅠを使ってどっしりした。輸送をうまくクリアできれば」
◆コガネノソラ・丹内騎手「ちょうどいい時計で、思った通りの追い切りができました。洋芝は合いそうです」
◆コンクシェル・押田助手「イレ込むことなく落ち着いている。舞台は問題ないし、気分良く走ってくれれば」
◆スタニングローズ・土屋助手「環境に適応して、カイバも食べている。ゲートを決めて、いいところで運べれば」
◆ドゥアイズ・鮫島駿騎手「結果を出さないといけないレース。流れに乗りやすい馬ではないので、1コーナーまでがポイント」
◆ボンドガール・平塚助手「稽古で掛かり気味だったが、今週は折り合いがついた。イレ込みも少ないですね」
◆モリアーナ・武藤騎手「ほぼ完成している馬なので、いつもと変わらない感じで十分。舞台適性もあります」
◆ラリュエル・佐々木騎手「テンションが高いが、競馬に行けば大丈夫そう。流れに乗って先行できれば」
2014年以降(2021年は函館で施行)の1~3着馬延べ30頭の馬齢を確認すると、3歳から6歳までの範囲で収まっている。ただし、3歳の好走(3着以内)事例は、前走G1 3着以内からの臨戦馬のみ。そのあたりには配慮が必要だろう。
(減点対象馬)
①ボンドガール ③イフェイオン ⑫コガネノソラ
2014年以降(過去10回)の1~2着馬延べ20頭の前走をクラス(レース格)で分けると、G1(海外含む)、G3、OP特別、3勝クラスの4通り。なお、OP特別組ならびに3勝クラス組の2着連対圏入りは、前走4着以内からの臨戦馬に限られる。意識しておきたい傾向だ。
(減点対象馬)
④ラリュエル ⑤モズゴールドバレル
2014年以降の1~2着馬延べ20頭の前走位置取りを検証すると、最終4角通過順が1番手だった馬が、当レースで2着連対圏を確保したケースはゼロ。前走4角先頭馬は、過信禁物とみておきたい。
(減点対象馬)
⑥コンクシェル ⑧ウインピクシス
2014年以降、前走重賞1着馬を除くと、近3走とも単勝人気順が2桁だった馬が、クイーンSで2着連対圏を確保した事例は皆無。低評価が続いている馬は、疑ってかかったほうがよさそうだ。
(減点対象馬)
⑪エリカヴィータ
2014年以降の1~2着馬の近走成績を掘り下げると、延べ20頭いずれもが近4走内にJRA重賞で8着以内の入線歴を有していた。この程度の実績は必要と考えたい。
(減点対象馬)
④ラリュエル ⑦アルジーヌ ⑩キタウイング ⑫コガネノソラ
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クイーンSの舞台となる札幌芝1800mは、フルゲートが14頭に設定されていることもあり、指数下位の好走がほとんど見られない。直近5年の3着以内馬15頭中14頭はU指数一桁順位。唯一の例外は2023年1着のドゥーラ(11位、1番人気)で、指数の伸びにくい古馬初対戦の3歳馬だった。よって基本的には、指数上位馬を中心に馬券を組み立てるスタンスで問題ない。古馬初対戦となる3歳馬を除き、指数的に無理な穴狙いは避けるべきである。
まずはU指数トップ評価を得ている⑦アルジーヌ(96.9)に注目する。3勝クラスを勝ち上がったばかりの身ではあるが、デビュー以来掲示板を外したことのない安定感が光り、とりわけ芝1800mですべて2着以内をキープしている点が特筆できる。札幌は初めてながら、函館の洋芝実績があるのも魅力。今回も上位争いを演じてくれるだろう。
これに次ぐのが、乗り慣れたルメール騎手に手綱が戻る2位②ウンブライル(96.5)と、2歳時の札幌2歳Sを含め札幌芝1800mで3着以下に崩れたことのない4位タイ⑬ドゥアイズ(95.6)。そして最後に、指数の低い古馬初対戦の3歳馬のなかから、前走NHKマイルC5着の好走歴を有する12位③イフェイオン(90.4)を取り上げたい。
洋芝の混生で施行される札幌競馬場の重賞らしく、総じて欧州血脈のパワーを強調しやすい傾向にある。NureyevやSadler's Wells、Fairy Kingといった欧州を代表する「Northern Dancer×Special」の組み合わせはもちろんのこと、2018年ディアドラ(父ハービンジャー)、2019年ミッキーチャーム(母の父Dansili)、2021~2022年テルツェット(母の父Danehill Dancer)と、近年は父または母の父にデインヒル系種牡馬を配されている馬の勝利も目立つ。
ほか、ヴィクトワールピサ産駒を中心にMachiavellianの血を引く馬も幅をきかせており、2016年1着マコトブリジャール(父ストーミングホーム)は9番人気、2020年1着レッドアネモス(父ヴィクトワールピサ)は11番人気、と人気薄がたびたび大駆けしていることも気にとめておきたい。
コンクシェルは、父キズナ×母ザナ(母の父Galileo)。同産駒はまだ好走例がないものの、父系祖父ディープインパクトは種牡馬として4勝を記録するなど好相性を示す。また、本馬においては、母の父がSadler’s Wells直仔のGalileo、2代母の父がMachiavellianと母系の血統構成もレース傾向に合致していることを強調しやすい。24年中山牝馬Sで重賞初制覇を飾るなど、芝1800mで5戦4勝という距離適性の高さにも一目置くべきだろう。
ウンブライルは、父ロードカナロア×母ラルケット(母の父ファルブラヴ)。昨年の勝ち馬ドゥーラと同じキングカメハメハの直系孫世代。母の父は種牡馬として2連覇したアイムユアーズを出しているが、同馬は母の父がKingmambo直仔のエルコンドルパサーなので、本馬は父と母の父を入れ替えたような血統構成であることにも注目できる。全兄ステルヴィオは17年コスモス賞の勝ち馬であり、初めての札幌にもいいイメージを描きやすい。
モズゴールドバレルは、父Optimizer×母Sweeter Still(母の父ロックオブジブラルタル)。今年のメンバーでは「父または母の父がデインヒル系種牡馬」に該当する唯一の馬。また、「父Mr. Prospector系×母の父Northern Dancer系」という配合の大まかなアウトラインは昨年の勝ち馬ドゥーラと共通する。半兄に20年2000ギニーSなど、英G1を2勝したKamekoがいる血統背景も興味深く、洋芝の札幌でのレースぶりを注視してみたい存在だ。
1999年までは4歳(現在の3歳)牝馬限定の秋華賞(エリザベス女王杯)のトライアル競走だったが、2000年からは舞台を中山から札幌に移して古馬にも門戸を開放。秋の中距離G1を目指す強豪牝馬が集うレースへと様変わりした。リピーターが強く、第51~52回(2003~2004年)をオースミハルカが、第60~61回(2012~2013年)をアイムユアーズが、第69~70回(2021~2022年)をテルツェットが、それぞれ連覇している。また、3歳馬が古馬と互角の戦いを繰り広げており、第58~60回(2010~2012年)は、アプリコットフィズ、アヴェンチュラ、アイムユアーズと3歳馬が3連勝。第65回(2017年)は同年のNHKマイルカップの覇者アエロリットが貫禄勝ちを収めた。