中央競馬ニュース

【菊花賞】リアル6馬身ぶっち切り!矢作師「満足」

 0   0   1,505
シェアする  x facebook LINEで送る
【菊花賞】リアル6馬身ぶっち切り!矢作師「満足」

 クラシック3冠最終戦の菊花賞に向けてリアルスティール(栗東・矢作芳人厩舎、牡3)が21日、滋賀県の栗東トレセンで追い切られた。坂路での併せ馬は迫力十分の走り。パートナーを6馬身突き放し、サンケイスポーツ調教評価で最高ランクの『S』を唯一、ゲットした。2冠馬ドゥラメンテが不在だけに、コンビを組む福永祐一騎手(38)にも力が入っている。22日に枠順が確定、23日に金曜発売が実施される。

 薄暗い坂路ではじけるように伸びた。リアルスティールが、圧巻の動きを披露。手綱を取った福永騎手は、満足げに切り出した。

 「時計、動きともにすごくよかった。前回に若干余裕があった体も、引き締まってシャープな体つきになった。いい状態で臨めそう」

 先行するアルスマルカート(牡7歳、1000万下)の後ろにつけてスタート。ゆったりしたペースの序盤は多少行きたがるそぶりを見せながらも、我慢させて直線へ。残り2ハロンで内に出すと、抑えきれないくらいの手応えであっさりかわす。相手が休み明けで走らなかったとはいえ、抜け出してからグイグイ伸びて最後は1秒2も突き放した。

 4ハロン53秒6-12秒6の時計は前走時(4ハロン51秒8-12秒4)と比べて物足りないが、前半で折り合いを重視していたため。道中で力んでいたことを考えれば、ラストの伸びはさすがのひと言だ。ジョッキーは「坂路では馬が行く気になってハミを取っていくけど、馬の後ろに入れてもあの馬なりにリラックスして走れていた」と振り返った。

 ダービー4着後に左第1指骨剥離(はくり)骨折が判明したが、休養明けだった前走の神戸新聞杯で2着を確保。中間は3000メートルの長丁場対策に着手した。調教メニューの中心を坂路からトラックのCWコースに変更。坂路で一気に駆け上がるのとは違い、トラックコースで人馬の呼吸を合わせ、リラックスして走れるように取り組んだ。

 「3週くらいでどこまで対応してくれるかだけど、馬はまじめに走ってくれている。最善は尽くしている」と、2013年のエピファネイア以来の菊花賞2勝目を狙う福永騎手はうなずく。そして、レースを見立てながら「GIを勝たないといけない馬。血統的にもフォームからも3000メートルがベストでないのは明らかだけど、どんな形であれ勝てるように。何とかひとつタイトルを取りたい」と力強く結んだ。

 2冠馬ドゥラメンテ不在のクラシック最終戦。リアルスティールが、なりふり構わずに菊のタイトルを取りにいく。 (川端亮平)

この記事はいかがでしたか?
ナイス (0)
 ナイス!(0

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

6月23日()
宝塚記念 G1
6月22日()
東京ジャンプ G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

6月16日()
マーメイドS G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
73,123万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 テーオーロイヤル 牡6
51,827万円
9 セリフォス 牡5
51,113万円
10 ナミュール 牝5
50,963万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
40,307万円
2 ダノンデサイル 牡3
38,200万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
32,053万円
4 ステレンボッシュ 牝3
28,331万円
5 アスコリピチェーノ 牝3
22,165万円
6 チェルヴィニア 牝3
21,519万円
7 シンエンペラー 牡3
19,041万円
8 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
9 レガレイラ 牝3
11,278万円
10 ライトバック 牝3
11,256万円
» もっと見る