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8日の中山11Rで行われた第6回カペラステークス(3歳上オープン、GIII、ダート1200メートル、16頭立て、1着賞金=3500万円)は、柴田善臣騎手騎乗のノーザンリバー(牡5歳、栗東・浅見秀一厩舎)がインから抜け出して快勝。重賞2勝目をマークした。タイムは1分10秒7(良)。
芝で重賞を勝ってから2年10カ月あまり。ダート路線に転向してからとんとん拍子の出世街道を歩んできたノーザンリバーが、新天地でも重賞タイトルをものにした。新コンビ柴田善臣騎手の鮮やかなイン強襲が決まった形だ。
レースは快速トシキャンディが抜群の二の脚で先手を奪い、スリーボストンが2番手。ケビンドゥ、ティアップワイルド、タイセイファントムなどが好位集団を形成して、1番人気のスイートジュエリーは後方4~5番手でレースを進めた。直線に向くと横に広がって差し脚比べになるが、残り1ハロンを切ったあたりで先行馬は軒並み脚いろが鈍る。これに代わって伸びてきたのは、インでじっと脚をためていたノーザンリバーと、馬群を割って末脚を伸ばしたスノードラゴン。ゴール前は、ロスなく立ち回ったノーザンリバーに軍配が上がった。クビ差2着がスノードラゴン。前年覇者で2番人気のシルクフォーチュンが1/2馬身差の3着だった。
ノーザンリバーは、父アグネスタキオン、母ソニンク、母の父Machiavellianいう血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、林正道氏の所有馬。通算成績は16戦6勝。重賞はGIIIアーリントンC(2011年)に次いで2勝目。浅見秀一調教師、柴田善臣騎手ともにカペラS初勝利。
柴田善騎手は「厩舎スタッフからズブくなっていると聞いていましたが、いい枠だったので、インの前の方に入れればと思っていました。3、4コーナーの手応えが良く、直線ではどこに入れようかと進路に迷うぐらい。仕掛けてから、馬と馬の間を割る脚も速かった。短い距離でこれだけ脚を使ってくれたし、これからも楽しみですよ」と初騎乗でのVに目を細めていた。
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