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かしわ記念はフェブラリーSに続くマイル王決定戦となるが、帝王賞のトライアル競走にも指定されているため、同年のフェブラリーS出走馬ばかりではなく、中距離路線馬も出走してくる。また、2010年のエスポワールシチー以降、1番人気が未勝利という恐るべき歴史もある。
なぜ、1番人気が勝てないのか? その1番人気の大半が2021年のカフェファラオのように、前走でフェブラリーSなど、G1、Jpn1を大目標とし、そこで結果を出した馬が大半だからだ。過去10年でフェブラリーSとこのレースを連覇したのは、当時が成長期の4歳だった2014年のコパノリッキーのみ。
一方、フェブラリーSを優勝して、その次走でここに挑んだ2016年のモーニンは8着、2018年のノンコノユメは4着、2021年のカフェファラオは5着と敗れている。中央の矢作厩舎が2020年のフェブラリーSの覇者モズアスコットを芝の高松宮記念を叩いてここに出走したこともあったが、同馬も6着に敗れた。このことからフェブラリーSを大目標にして好走した馬を闇雲に狙うのは危険だ。
さらに休養明けのG1、Jpn1ウイナーが出走してくる年も度々あるが、それらもここで苦戦している。2020年に単勝オッズ1.0倍代の1番人気に支持されたルヴァンスレーヴは、2018年のチャンピオンズC1着以来の長期休養明けで、大差の5着に敗れている。また、2013年に1番人気に支持されたローマンレジェンドも前年の東京大賞典1着からの直行で3着に敗れている。
では、何が有力か? 同年のフェブラリーSを除く、前年の6月帝王賞以降の4歳以上の牡馬混合G1、Jpn1で連対実績があった馬である。ただし、前記したように休養明けの馬は苦戦の傾向。2013年こそ前記のローマンレジェンドが3着だったが、過去10年の3着以内馬30頭全てがフェブラリーS以降のレースに出走していたことからもそのタイプは狙いにくい。
よって、(1)同年のフェブラリーSを除く、前年の6月帝王賞以降の4歳以上の牡馬混合G1、Jpn1で連対実績、(2)同年のフェブラリーS以降のレースに出走していることが条件で狙いたい。すると過去10年の成績は【7・0・1・0】である。1着の該当馬は、2015年のワンダーアキュート、2016年と2017年のコパノリッキー、2018年と2019年のゴールドドリーム、2021年のカジノフォンテン、2023年のメイショウハリオ。3着の該当馬は、2014年のワンダーアキュートである。
また冒頭でフェブラリーSを大目標とし、そこで好走した馬は危険と伝えたが、前々走で距離1800m以上のダートグレードで3着以内だった前走のフェブラリーSの1~3着馬は活躍している。過去10年の成績は【3・1・0・0】と、連対率100%だ。
1着の該当馬は、2018年と2019年のゴールドドリーム、2023年のメイショウハリオ。2着の該当馬は、2019年のインティ。遡れば2010年のかしわ記念の優勝馬エスポワールシチーや2011年のかしわ記念の2着馬フリオーソも前記に該当していた。
最後に穴馬候補を紹介すると、前走でダートグレードか南関東の重賞に出走し、3角先頭だった馬が穴を開けている。2016年の2着馬ソルテ(6番人気)や2020年の優勝馬ワイドファラオ(6番人気)、遡れば2010年の2着馬フリオーソ(5番人気)も前記該当馬だ。
ソルテは7連勝で前走では南関東の重賞・フジノウェーブ記念を早め先頭から押し切って勝利していた馬。ワイドファラオは前走のフェブラリーSで逃げたものの、アルクトスと競り合って12着に失速した馬だ。フリオーソもダイオライト記念で逃げバテ5着から巻き返している。前走の距離に関係なく、3角先頭だった馬は狙いたい。
まとめるとこうなる!
●本命候補
・同年のフェブラリーSを除く、前年の帝王賞以降のG1、Jpn1で連対実績がある(同年のフェブラリーS以降のレースに出走していることが条件)。
・前々走で距離1800m以上のダートグレードで3着以内だった前走のフェブラリーSの1~3着馬。
●穴馬候補
・前走でダートグレードか南関東の重賞に出走し、3角先頭だった馬。
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私も、おそらく田倉さんもそれを知らされていません。
2024年の回収率は現時点で100%を超えており、この時点で無理に10000円にして回収率を下げたくないので、このままままやらせて頂いています。
同じ金額で購入する以上、回収率上の問題はありません。