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アイルランドのリムリック競馬場で12日、66歳のウィリアム・バーグ騎手が勝利を挙げた。障害馬用の2マイルの平地レース(5頭)で自身が調教師としても管理するチューターズグローリー(騸7)の手綱を取り、2着馬に5馬身差をつけての快勝だった。
近年は世界中で多くの大ベテランが活躍している。その中でもこの勝利が特別だったのは、1988年7月以来実に35年ぶりの勝利だったからだ。
バーグ氏は調教師、騎手として活動していたが、膝のけがもあり、99年4月14日のゴーランパーク競馬場で騎乗したのを最後に調教師に専念していた。しかし、近年は痩せて体調だけでなく膝の状態も良く、レース騎乗への情熱も忘れられなかったため、2021年夏に騎手に復帰することを決断。同年に10鞍、22年は7鞍に騎乗していた。今回は復帰後18戦目で、アイルランド競馬史上2番目の高齢勝利記録となった。
ちなみに同国の最高齢勝利記録は1923年にパンチェスタウンのレースで優勝したハリー・ビーズリー騎手の71歳となっている。 (在仏競馬記者)
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