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【根岸S&シルクロードS&愛知杯】レースの注目点

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【根岸S&シルクロードS&愛知杯】レースの注目点

★昨年2着のサンライズノヴァが今年も参戦 9歳馬のキタサンミカヅキにも注目



 昨年の根岸S(GIII)でハナ差の2着に敗れたサンライズノヴァ(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎)が、今年も根岸Sに出走する。同馬は昨年、東京で7回出走して3勝、2着3回の好成績を挙げており、根岸S2着、フェブラリーS(GI)4着、武蔵野S(GIII)1着と重賞でも上位に入っている。



 サンライズノヴァには引き続き戸崎圭太騎手が騎乗予定だが、同馬は根岸Sを制して、悲願のGI制覇に向けて前進することができるだろうか。なお、戸崎騎手は2016年から3年続けて根岸Sで連対している。



 また、16日に発表された地方競馬の年度表彰「NARグランプリ2018」で、年度代表馬に輝いたキタサンミカヅキ(牡9歳、船橋・佐藤賢二厩舎)も、根岸Sに出走を予定している。



 同馬には、NARグランプリ2018で最優秀賞金収得騎手賞を受賞した船橋の森泰斗騎手が騎乗する予定だが、JRA勢を相手にどんな走りを見せてくれるだろうか。なお、キタサンミカヅキが勝てぱ、史上最高齢でのJRAダート重賞制覇となる。



★母はダート重賞2勝のケイアイガーベラ GI馬ケイアイノーテックがダート初挑戦



 昨年のNHKマイルC(GI)を制したケイアイノーテック(牡4歳、栗東・平田修厩舎)が、根岸S(GIII)に出走する。同馬は、父ディープインパクト、母ケイアイガーベラという血統で、今回がダート戦初挑戦となるが、新天地でNHKマイルC以来の白星を挙げることができるだろうか。



 なお、ケイアイノーテックの母ケイアイガーベラは、現役時代のダート成績が17戦9勝で、ダート重賞では2010年プロキオンS(GIII)、2011年力ペラS(GIII)の2勝を挙げている。



★2年連続シルクロードS2着のセイウンコウセイ スプリンターズS2着のラブカンプーも出走予定



 2017、18年とシルクロードS(GIII)で2年連続2着に入っているセイウンコウセイ(牡6歳、美浦・上原博之厩舎)が、今年も同レースに出走する。同馬は、2017年のシルクロードSで2着と好走した後、高松宮記念(GI)を制し、重賞初制覇をGIの舞台で遂げた。また、昨年のシルクロードSではトップハンデの58キロを背負ったが、レースの主導権を握って2着と好走している。セイウンコウセイは、今年もトップハンデの58キロを背負うが、“三度目の正直”でシルクロードSを制すことができるだろうか。



 また、昨年のスプリンターズS(GI)2着馬のラブカンプー(牝4歳、栗東・森田直行厩舎)も、シルクロードSに出走する。同馬は芝1200m戦で8戦2勝、2着5回、3着1回とすべて3着以内に入っているが、同距離の重賞では葵S(新設重賞)2着、北九州記念(GIII)3着、セントウルS(GII)2着、スプリンターズS2着と惜敗が続いている。今回、ラブカンプーにはM.デムーロ騎手が騎乗予定だが、惜敗に終止符を打ち、重賞初制覇を飾ることができるだろうか。

★父ロードカナロアと同じ道を辿れるか 京阪杯で重賞初Vを遂げたダノンスマッシュ



 ダノンスマッシュ(牡4歳、栗東・安田隆行厩舎)が、重賞連勝を狙う。同馬は、デビューから芝1400~1600m戦に出走を続けていたが、初の芝1200m戦出走となった昨年7月の函館日刊スポーツ杯(1600万下)で勝利を挙げ、その後はキーンランドC(GIII)2着、京阪杯(GIII)1着とスプリント重賞で好走している。



 ダノンスマッシュの父ロードカナロアは、3歳時の京阪杯で重賞初制覇を遂げ、4歳初戦となったシルクロードSも制し、同年秋にはスプリンターズS(GI)、香港スプリント(GI)を制しているが、ダノンスマッシュは父と同じように京阪杯→シルクロードSを連勝して、スプリント路線の主役候補に名乗りをあげることができるだろうか。



 ロードカナロア産駒は、淀短距雛S(L)2着のアンヴァル(牝4歳、栗東・藤岡健一厩舎)も出走予定で、シルクロードSの父子制覇なるか注目される。なお、ダノンスマッシュには北村友一騎手、アンヴァルには松山弘平騎手が騎乗予定となっている。



★“古馬牝馬重賞”は関西馬が15連勝中 愛知杯には関東馬5頭、関西馬9頭が出走



 JRAで実施された“古馬牝馬重賞”では、2017年府中牝馬S(GII)でクロコスミア(西浦勝一厩舎)が勝ったのを皮切りに、昨年のターコイズS(GIII)まで関西馬が15連勝中である。



 26日に実施される愛知杯(GIII)には、関東勢がエリザベス女王杯(GI)4着のレッドジェノヴァ(5歳、美浦・小島茂之厩舎)、同5着のノームコア(4歳、美浦・萩原清厩舎)など5頭、関西勢は前年の1、2着馬エテルナミノル(6歳、栗東・本田優厩舎)、レイホーロマンス(6歳、栗東・橋田満厩舎)など9頭が出走するが、今年の愛知杯を制すのはどの馬だろうか。



★2月末で引退の中村均調教師 今週実施の3重賞に管理馬が出走



 2月末で引退を迎える中村均調教師(栗東)が、今週実施される重賞3競走に管理馬を送り出す。1977年に厩舎を開業し、今年が開業43年目となる同調教師は、1月21日現在、JRA出走回数は現役トップの9126回で、通算719勝をマークしている。



 中村調教師は、26日の愛知杯(GIII)にキンショーユキヒメ(牝6歳)、27日の根岸S(GIII)にはヤマニンアンプリメ(牝5歳)、シルクロードS(GIII)にはナインテイルズ(牡8歳)を出走させるが、引退を前に重賞制覇を遂げることができるだろうか。



 なお、ナインテイルズは、通算55戦目となった前走の淀短距離S(L)で、初めてオープンクラスでの勝利を挙げた。今回、同馬には“テン乗り”となる福永祐一騎手が騎乗予定だが、8歳にして重賞初制覇なるか注目される。

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