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第18回JBCスプリント(4日、京都10R、JpnI、3歳上オープン国際(指)、定量、ダ1200メートル、1着本賞金7000万円 =出走16頭)またもや、名手の手綱が冴え渡った。砂の短距離王に輝いたのはグレイスフルリープ。Vへと導いたルメール騎手は、秋華賞(アーモンドアイ)、菊花賞(フィエールマン)、天皇賞・秋(レイデオロ)に続く4週連続のGI勝利。検量室前に引きあげると、馬上でガッツポーズだ。
「(GI勝利が)止まりませんね。完璧なポジションでしたし、馬がすごく頑張った」と笑みを浮かべた。JRAで開催されたGIで4週連続V&年間7勝は新記録。「素晴らしい年ですね」と喜びをかみしめた。
スタートを決め、道中は逃げるマテラスカイを射程に入れながら4番手を追走。残り200メートルから一完歩ずつ迫り、ゴール前でクビ差とらえた。2016年に開業した橋口慎介調教師は、昨年9月に同馬で韓国GI・コリアスプリントを制したが、国内GI初勝利。父の弘次郎元調教師から引き継いだ馬で、ビッグタイトルを手に入れた。「今までにないくらい声がでました。(コリアスプリントを勝って)馬が自信をつけた感じですね」と指揮官は白い歯を見せた。
8歳を迎えても、さらにスピードに磨きをかけたグレイスフルリープ。今後は、来春のドバイ国際競走を視野に入れている。(渡部陽之助)
★4日京都10R「JBCスプリント」の着順&払戻金はこちら
★ルメールの今年のGI7勝
桜花賞、オークス、秋華賞(アーモンドアイ)、安田記念(モズアスコット)、菊花賞(フィエールマン)、天皇賞・秋(レイデオロ)、JBCスプリント(グレイスフルリープ)。JRA・GI年間7勝は新記録。
グレイスフルリープ 父ゴールドアリュール、母ラビットフット、母の父シーキングザゴールド。栗毛の牡8歳。栗東・橋口慎介厩舎所属。北海道新冠町・株式会社ノースヒルズの生産馬。馬主は前田晋二氏。戦績44戦12勝(うち地方9戦3勝、海外1戦1勝)。獲得賞金3億7389万3100円(うち地方8369万円、海外3879万7100円)。重賞は2016年交流GIIIサマーチャンピオン、17年韓国GIコリアスプリント、交流GIII兵庫ゴールドトロフィー、18年交流GIII東京スプリントに次いで5勝目。JBCスプリントは橋口慎介調教師、クリストフ・ルメール騎手ともに初勝利。馬名は「優雅な跳躍」。
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