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8月2日にスタートした小倉開催はフィナーレを迎え、日曜メーンにGIII小倉2歳ステークス(芝1200メートル)が行われる。登録21頭中、唯一の2勝馬がレオパルディナで、今年3月に開業した高橋康之調教師(41)=栗東=にとって2歳重賞勝利の最速記録がかかる一戦。右手親指の骨折が癒えて8月31日の札幌競馬で復帰した武豊騎手(45)=栗・フリー=もVに意欲をのぞかせる。
抜群のレースセンスで新馬-フェニックス賞と連勝しているレオパルディナが、無傷のまま小倉2歳王者の座を目指す。今年3月に開業した高橋康調教師にとっても、重賞初挑戦でのVチャンスが巡ってきた。
「重賞初挑戦? えっ、そうですか。余裕がなくて気がつかなかったです。人気馬を重賞に出すことができ、こうやって注目されるのはうれしい。あとは馬をベストの状態に仕上げるだけです」
41歳の新人トレーナーが意欲を口にした。勝てば、3月1日の厩舎開業から190日での重賞初V。開業からの2歳重賞最速勝利記録となる。
6月阪神の新馬戦(芝1200メートル)を、非凡なスピードを見せて逃げ切った。2戦目の小倉フェニックス賞(OP、芝1200メートル)は、好位から鋭い末脚を発揮して勝利。着差はそれぞれクビ、1/2馬身とわずかだが、それ以上に余裕のある勝ちっぷりだった。
とくにトレーナーは前走の内容を高く評価する。
「もともと小倉2歳Sが目標でした。前回は着順にはこだわっていなかったが、能力の高さを見せてくれたし、武幸四郎騎手が控える競馬でうまく乗って結果を出してくれた。これで展開にも左右されないことが分かり、気が楽になりました」
今回は骨折で2戦目の騎乗がかなわなかった武豊騎手に手綱が戻る。「ハミ受けが敏感な馬で、当たりの柔らかい、フワッと乗ってくれる騎手が合うと考えていました。武豊騎手はぴったりですね」と鞍上に全幅の信頼を置く。
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