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グランドシチーは東海Sで苦手の左回りを克服し、2着に入った。ブリンカー装着&ハミを換えた効果で真っ直ぐに走り、上がり3Fはメンバー中最速の37秒3。昨秋のJCダート(6着)に続く2度目のGI参戦で、唯一の関東馬の意地をみせたいところだ。
美浦Wコースでヴェルデグリーン(同右、次週の中山記念に出走予定)を2馬身追走。ラスト1Fで内から並びかけたが、馬なりのヴェルデに楽に2馬身突き放されてしまった。ただ、見た目の印象は今ひとつでも、もともとWコースではまったく動かないタイプ。芝GII2勝馬を相手にしっかり追えた点は評価できる。
「相手は調教で動くからね。(5F)67秒台が出ていれば大丈夫。雪で乗り込めなかった分、先週は少し余裕があったけど、これだけビッシリやれれば仕上がるよ」と、相沢調教師はひとまず合格点を与えた。
中央では13戦連続で上がり3F3位以内と、末脚の堅実さではヒケを取らない。「相手なりに走れるのは強み。前走で左回りにも不安はなくなったし、前がやり合ってくれるようなら…」。直線一気の大どんでん返しに期待だ。(夕刊フジ)
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