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【有馬記念】池江師激白 オルフェに「有終の美を」

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【有馬記念】池江師激白 オルフェに「有終の美を」

 今年の中央競馬を締めくくる有馬記念(GI、芝2500メートル)が22日、中山競馬場で行われる。ファン投票1位で、今回が引退レースになるオルフェーヴル(栗東・池江泰寿厩舎、牡5歳)を管理する池江泰寿調教師(44)が、サンケイスポーツに独占手記を寄せた。凱旋門賞2着からの帰国初戦で気になる体調面や、宝塚記念の前に発症した運動誘発性肺出血の影響。そして、ラストランとなる今回のポイントなどについて、トレーナーが本音を語った。

 いよいよ有馬記念ウイークが始まります。オルフェーヴルは今回がラストラン。私の厩舎からは5頭出走させるので、どの馬も勝ってほしいですし、特別に肩入れすることはありませんが、オルフェは常に勝たせなければいけない馬。ファン投票1位に支持していただきましたし、何としても結果を出したいという思いは強いです。

 10月のフランスの凱旋門賞(2着)以来になりますが、帰国初戦としては昨年のジャパンC(2着)の時よりいい状態です。昨年は凱旋門賞の2日後に帰国。レースまでの間隔が短く、ジャパンC出走後は不整脈が出たほどで、疲労やストレスを蓄積しており、有馬記念に使える状態ではありませんでした。

 その点、今年は凱旋門賞後、現地で1週間以上滞在して疲労をしっかりとってから帰国させました。ジャパンCを見送って、じっくりと調整してきたので、追い切りでもいい意味で鞍上が抑えるのに苦労するくらい、気持ちも乗っています。体調に関しては、自信を持って臨めます。

 凱旋門賞は昨年に続き2着でしたが、今年は勝ったフランスの3歳牝馬トレヴが強すぎました。ただ、正直に言うと、今年は絶好調だった昨年の状態に比べて、少し状態が落ちていたかなと…。それは今年の宝塚記念の1週前追い切りで、運動誘発性肺出血を発症したことが、関係しているのかもしれません。

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