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サマースプリントシリーズ第4戦、北九州記念(18日、小倉、GIII、芝1200メートル)の追い切りが15日、栗東トレセンで行われた。前走の佐世保S(1600万下)を勝ち、勢いに乗るバーバラが坂路でシャープな伸びを披露。サンケイスポーツ調教評価「S」をゲットし、万全の仕上がりで重賞初制覇を目指す。
全身を使って、体調の良さをアピールした。バーバラが坂路でラスト1ハロン12秒3(4ハロン54秒0)と納得の数字をマーク。万全の態勢に小崎調教師は満足げな表情だ。
「最後の2ハロンだけを伸ばす、メリハリの利いた調整が行えました。予定通りです」
テンをセーブし、しまいを伸ばすパターン。単走でゆったりと進み、ペースを上げていく。軽く気合をつけられると、シャープな反応で急勾配を駆け上がる。余力を残して、軽快なフィニッシュを決めた。
カイバ食いの細い面のあった以前とは違って今は「カイバをよく食べるんです」とトレーナーは証言。「まだパワーアップが必要」と続けたものの、成長しているのは間違いない。未勝利から4連勝した素質馬のキャリアは、まだ8戦。今後の伸びしろが十分に見込める器といえる。
「着差(クビ)よりも強かった」と、指揮官が自信の顔で振り返る前走の佐世保S(芝1200メートル)。ハイペースの中、2番手を追走し、早めに先頭に立ち1分6秒9の好タイムで押し切った。
前走で弾みをつけ、ハンデも53キロなら重賞初Vも夢ではない。「(小倉のような)軽い芝にこしたことはないですね。チャンスはあると思います」とトレーナーも期待に胸を膨らませる。厩舎期待のディープインパクト産駒が、初タイトルを手土産に秋の飛躍を誓う。 (宇恵英志)
★北九州記念の出馬表はこちら
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