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昨年のヴィクトリアマイルで2番人気に支持されながら、16着に大敗したオールザットジャズが、雪辱を期して再び挑戦する。昨年と違って、今年は馬体に実が入り、充実一途。虎視眈々と女王の座を狙っている。
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16着に惨敗を喫した昨年と違う姿を見せる。福島牝馬Sを連覇し、意気上がるオールザットジャズが出陣する。
「戦闘モードに入ってきたね。馬体に実が入って、全体に張りも出てきた」と松田調教助手の表情は明るい。7日朝は坂路を軽く1本駆け上がり、8日の追い切りに備えた。丸みを帯びたボディーが、陣営にとって自信の源だ。
昨年も前哨戦の福島牝馬Sを制し、ヴィクトリアマイルに参戦したものの大敗。当時は減りやすい馬体を気にして、手加減しながらの調教だった。昨年は最終追い切り前に時計を出したのは4本だったが、今年はすでに坂路6本とCWコースでの併せ馬も消化。中身の違いは一目瞭然だ。
「カイバ食いが安定してきたことが大きい。2走前の中山牝馬S(2着)では『太いな』と思って出発したが、輸送でも減らなかった(18キロ増)。これなら調教でも攻めていけると…。心身ともに成長したことで、思い通りの調教ができるようになった」と松田助手は証言する。
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