中央競馬ニュース

【有馬記念】森田“大王”かけゴールド勝負

 0   1   1,487
シェアする  x facebook LINEで送る

 有馬記念を当てるため、16日の午前3時半から滋賀県栗東トレセンで潜入取材を敢行した。多くの陣営が究極仕上げを施しているが、際だって輝く1頭を見つけた。

 ◎ゴールドシップだ。この有馬記念を外したら、“大王”の称号を返上する。裏を返せば、それぐらい自信がある。そう思ってもらっていい。

 ゴールドの3歳世代は相当レベルが高い黄金世代。11月25日のジャパンCでは3冠牝馬ジェンティルドンナがGI5勝馬オルフェーヴルを撃破。皐月賞菊花賞の2冠を制した牡馬のトップホースは有馬記念仕様にパワーアップしており、これなら古馬を一蹴できる。

 「菊花賞はステイヤー(長距離馬)の作りだったが、今回は中山で力がいるので、できるだけ体重を増やして攻めた。すごい筋肉がついている」

 須貝尚介調教師が自信を持って説明する。菊花賞が行われる京都の直線は平坦だが、中山はゴール前に急坂が控える。レースで一番、苦しくなったときに迎える心臓破りの坂。グランプリで勝つには、それを乗り越えるパワーが不可欠だった。

 坂路だけでなく、長めから追えるコース調教も取り入れて肉体と心肺機能を強化。肩の筋肉には幅が出て、トモ(後脚)の筋肉はひと回り大きくなった。馬体の成長とともに精神的にもたくましくなり、「落ち着きが出て古馬(4歳以上)に近づいている」と担当の今浪隆利厩務員は目を細める。サラブレッドとして完成しつつあるのだ。

 外の(13)番枠もいい。最内枠の菊花賞は最後方からまくって勝ったが、能力が抜けていたからできた荒業。古馬相手の今回、同じ手で勝ち切るのは容易ではない。外なら前が詰まることを気にせず、自分のタイミングで動けるし、強靱な心臓と持久力を生かしたロングスパートで押し切れる。

 馬単(13)⇔(2)を大本線に(13)⇔(9)。(13)(3)、(13)(10)、(13)(11)、(13)(14)を抑える。

 今浪厩務員はゴールドシップを出走させるとき、スパイダーマンの赤いパンツをはく。共同通信杯から5戦4勝で勝率80%。赤パンといえば大王のおひざ元“おばあちゃんの原宿”巣鴨でも有名。大王も当日は赤パンを履いてゴールドシップの馬券を握りしめる。なに、来年も大王でいるさ。(森田実)

この記事はいかがでしたか?
ナイス (1)
 ナイス!(1
  • (退会ユーザー)

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

5月26日()
日本ダービー G1
目黒記念 G2
5月25日()
葵ステークス G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

5月19日()
オークス G1
5月18日()
平安S G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
73,123万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 テーオーロイヤル 牡6
51,827万円
9 セリフォス 牡5
49,313万円
10 ジャックドール 牡6
49,004万円
» もっと見る

3歳
1 ジャンタルマンタル 牡3
32,053万円
2 ステレンボッシュ 牝3
28,331万円
3 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
4 アスコリピチェーノ 牝3
22,165万円
5 チェルヴィニア 牝3
21,519万円
6 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
7 ライトバック 牝3
11,256万円
8 シンエンペラー 牡3
11,128万円
9 コラソンビート 牝3
9,942万円
10 ジューンテイク 牡3
9,821万円
» もっと見る