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【安田記念】マイル断然!モーリスGI5連勝だ

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【安田記念】マイル断然!モーリスGI5連勝だ

 東京GI5連戦のラストを飾るのは、春のマイル王決定戦「第66回安田記念」(6月5日、芝1600メートル)。’15安田記念マイルCS香港マイル、’16チャンピオンズマイルとGI4連勝中の“世界ランキング3位”モーリスが断然の主役で、気になるのは東京競馬場での調整くらい。’15年度代表馬の近況をレポートする。

 モーリスは前走の香港GIチャンピオンズマイルも難なく突破。現地のNo.1ジョッキー・モレイラをして「私が今まで乗ったなかで最高の感触を受けた馬」と言わしめたほどで、もはや安田記念はV8で通過-のムードが漂っている。

 あえて死角をあげるとすれば、着地検査のため東京競馬場で調整を強いられている点くらいか。「これまでの海外遠征はこっちで仕上げて向こうでコンディションを整えるパターン。今回は逆で疲れを取りながら、しかも違った環境なので体調を戻すのに時間がかかった」と、橋本助手はこれまでの経過を説明する。

 先週27日は東京の芝コースで5F65秒5、ラスト1F11秒5を馬なりでマーク。やや重め残りの印象で、「まだ上がりの息は重かった。ただ動き自体は良かったということ。このひと追いで良くなっていけば」と、美浦で報告を受けた同助手。とはいえ、動きがモーリスのそれなら、ことを荒立てる必要はあるまい。

 ライバルも、同じく帰国初戦のリアルスティールは初マイル、香港馬コンテントメントは前走で完膚なきまでに叩きのめした。香港最強馬エイブルフレンドでもいれば話は別だが、恐るるに足らずが正直な印象だ。

 スポット騎乗のT・ベリー騎手は「日本を代表する素晴らしい馬。これだけの馬に乗れることに感謝したい」と神妙な面持ち。今や海外のトップジョッキーからも畏敬の念を払われる名馬に、競馬場調整などちっぽけなことなのかもしれない。(夕刊フジ)

安田記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら

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