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ブエナビスタ、オルフェーヴルの“2強”の最初で最後の対決に沸く今年のグランプリ。この2頭はどういうレースをするのか。歴史的名騎手で、有馬記念でも最多タイの3勝をマークした岡部幸雄さん(63)が2頭の位置取りをはじめとした展開、各ジョッキーの心理を分析した。
昨年同様、逃げ馬が見当たらない。これまでの各馬のレースぶりを振り返ると、先手を取るのはアーネストリーあたりか。外めの(12)番枠でも、内から行く気を見せる馬がいない限り、先手を取るのは難しくはない。昨年、先手を取ったトーセンジョーダンも2番手あたりに付けるだろう。気性面、休み明け、大外(14)番枠で前に壁を作りにくい状況を考えると、ルーラーシップが掛かり気味に先行する可能性もある。ヴィクトワールピサも昨年のように早めに動くかもしれない。
おそらく平均ペースでレースは流れ、ブエナビスタとオルフェーヴルは中団待機。2頭の位置関係は、後者が前にいるとみる。オルフェーヴルは一戦ごとに驚くほど進化。後方からのレースが目立った春までとは違い、レースも上手になっている。今なら小回りコースを意識し、ある程度前のほうに付けるレースが可能だ。
一方、ブエナビスタは中団か後方からの競馬で勝負してきた。今回は最内(1)番枠。ペースが上がらず、各馬が団子状態になると抜け出せなくリスクもあるだけに、岩田康誠騎手は下げることはせず、中団で3冠馬の動きを見ながらレースを進めるだろう。
それに対し、オルフェーヴルはブエナを意識せずにレースを進めるのではないか。この秋の池添君はパートナーに相当な自信を持って騎乗している。少なくとも、小回りの中山への適性はブエナ以上に伝わってくる。
今年はほかも層がかなり厚い。実際、ヴィクトワールピサは昨年の有馬記念で、アーネストリーは今年の宝塚記念でそれぞれブエナビスタを2着に退けている。オルフェーヴルも古馬とは初対戦になるので、力量を計れない面がある。
それ以前に有馬記念というレース自体、波乱の要素が多いことを知っておきたい。秋シーズンは、トップクラスの3歳馬はまずは菊花賞、古馬は天皇賞・秋、ジャパンCを大目標にローテーションを組むので、シーズン末期の有馬記念までいい状態を維持するのは大変なこと。また、中山の芝2500メートル戦はコーナーが6回あり、最後の直線も310メートルと短いので展開面に紛れが出るケースも珍しくない。
各馬の調子については判断しかねるが、前述した展開になれば、最もレースしやすいのはトーセンジョーダンだろう。
近年の競馬はジョッキーの乗り替わりが多く、今年の有馬記念でも5頭が乗り替わっている。その中で注目しているのはローズキングダムの後藤君。これまで2度コンビを組んで、ダービー2着、京都大賞典優勝と相性がいい。ジョッキーにとって、騎乗馬の活躍時を肌で知っているというのは強みで、レースでもいいイメージを描いて騎乗できるものだ。
有馬記念では不振だった馬の巻き返しが目立つのも特徴。人気が下がってジョッキーが開き直って騎乗できるからだろう。いずれにしても、多くのジョッキーがチャンスは十分あると思って挑むはず。迫力あるレースを期待したい。 (JRA元騎手)
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