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【朝日杯FS】ラムジ&ムーン狙うは抽選組

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【朝日杯FS】ラムジ&ムーン狙うは抽選組

 朝日杯フューチュリティSの出走メンバーが15日、決まった。賞金400万円は11分の2の抽選となり、ショウナンラムジハクサンムーンクリア。先週の阪神JFは15分の6の抽選を突破したジョワドヴィーヴルが優勝。先週より厳しい抽選をクリアして運も先週以上? 混戦ムードだけに、ラッキーホースが不気味だ。

 「うれしい、本当にうれしい」。抽選結果が発表されるとショウナンラムジの渋田調教助手は、喜びの言葉を連発した。ラッキーホースは、「本当なら2戦2勝で朝日杯FSに行くつもりだった」と矢作調教師が言うくらい期待は大きい。ここまでは4戦1勝と不本意な成績だが、2戦目の京都芝・内1600メートルの未勝利戦を1分33秒4(良)の2歳コースレコード勝ち。爆発力はこのメンバーでも屈指の存在だ。

 「前回(ベゴニア賞4着)は少し重め残りだったが、この中間は素軽くなっている。GIに向け、攻めの調整を積んできたし、楽しみだね」と渋田助手は一発をほのめかす。勝利数、獲得賞金でトップを走る岩田康騎手を確保しているあたりにも勝負気配が漂う。

 抽選をクリアしたもう1頭のハクサンムーンも、1戦1勝ながら侮れない。デビュー前の調教では、重賞2勝で皐月賞2着の実績馬サダムパテックをあおったほど。新馬戦は出遅れながら二の脚で先手を奪って楽勝。このスピードはトリッキーな中山芝マイルでは大きな魅力だ。西園調教師も「きゃしゃだけど併せ馬では負けたことがないし、もともと大きなところを期待していた馬。与えられたチャンスを生かしたい」と先週のジョワドヴィーヴルに続く、キャリア2戦目でのGI制覇をもくろんでいる。

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