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あと4日とせまった菊花賞(23日、京都、GI、芝3000メートル)で史上7頭目の3冠制覇を狙うオルフェーヴル(栗東・池江泰寿厩舎、牡3歳)を、競馬界の達人が3回にわたって分析する「達人の視点」。第2回は、岡部幸雄さん(62)が3冠の可能性、菊花賞のポイントについて触れる。1984(昭和59)年に8戦8勝で史上初の無敗の3冠馬になり、4日に30歳で死亡したシンボリルドルフの主戦を務めた歴史的名手は、オルフェーヴルは本番を前にルドルフ以上に準備が整っていると強調した。
出走予定馬
シンボリルドルフでの菊花賞は自信を持って騎乗することができた。プレッシャーというか、一抹の不安があったのは秋初戦のセントライト記念。どんな名馬でも休み明けの時は心配があるもので、特に日本の競馬では蒸し暑い夏をどう過ごすかが大きなテーマになっている。それだけにダービー以来のレースを難なく勝てたことで、ずいぶん気持ちが楽になったのを覚えている。
未知の距離3000メートルについても「能力が抜けているから大丈夫、他の有力馬も走っていないのだから条件は同じ」という思いで臨んだものだ。
大事なのは、本番までにどれだけ準備ができているかということ。その点、オルフェーヴルは問題なさそうだ。秋初戦の神戸新聞杯を快勝。休み明けのレースを激走すると、次に反動が出るケースがあるが、池添君はそのリスクを抑える形で余力を残して勝たせた。
オルフェーヴルは学習能力が非常に高いことにも驚かされる。ヤンチャな性格が災いして新馬戦を勝った後4連敗したが、スタッフが懸命に矯正し、一戦一戦レースが上手になっている。
今回の舞台、京都外回りコースも2度経験している。それまで京都で走ったことがなかったルドルフの時は「他とは次元が違う馬だから問題ない」と思って臨んだが、経験していないよりはしていたほうがいいのは当然。オルフェーヴルは不良馬場で行われたダービーを勝っているので、道悪になっても心配ない。準備という点では、ルドルフの時以上に整っているのではないだろうか。
レースのポイントは、長丁場だけに最初の1周をいかに力を抜いて走らせるかということに尽きる。菊花賞は向こう正面の3コーナー寄りからスタートしてコースを約1周半。自分自身は最初の1周の2000メートルと残り半周の1000メートルは別のレースだと意識して乗っていた。たとえ大逃げを打つ馬が出たとしても、惑わされることなく最初の1周は力を抜いて走らせる。それができれば、残り半周は思い切ったレースをしてもいい。
最初の1周をもう少し掘り下げると、スタート地点から3コーナーまでが近いので、いい位置を取ろうと急かすのは避けたい。すぐに下り坂があるので、ここで惰性がつくと折り合いを欠くことになるからだ。
池添君は一連のレースで得た自信か、神戸新聞杯でも全く不安を感じさせずに騎乗していたのが印象的だった。菊花賞のポイントも心得ているはずで、未知の距離についても「どの馬も初めて」と思って乗るだけだろう。レースまであと4日。まずは無事にゲートインしてほしい。(JRA元騎手)
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