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【大井・ジャパンダートクラシック2024】血統アナリシス 良~稍重ではRoberto、重~不良ではStorm Catが幅をきかせる

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【大井・ジャパンダートクラシック2024】血統アナリシス 良~稍重ではRoberto、重~不良ではStorm Catが幅をきかせる

2019年以降、産駒が3着以内に好走した種牡馬の大まかな系統は、サンデーサイレンス系が5頭、A.P. Indy系が3頭、Mr. Prospector系が3頭、Storm Cat系が2頭、そのほか2頭。なお、昨年はA.P. Indy系にあたるミックファイア(父シニスターミニスター)が勝ち、無傷の6連勝で南関東三冠を達成してみせた。

血統傾向は馬場状態に左右されるところがあり、良~稍重ではRoberto、重~不良ではStorm Catの血脈を強調しやすい。Robertoを代表する血脈としてはブライアンズタイムが幅をきかせており、良馬場で施行された昨年は同馬を母の父に配されたミックファイアが勝ち、2着には遠縁にあたるキリンジ(牝祖Golden Trail)が入線していた。一方、不良として行われた2022年は、1着ノットゥルノ(2代母の父Storm Cat)、2着ペイシャエス(2代母の父Giant's Causeway)とStorm Catの血を引く2頭で決着している。※2019~2023年はジャパンダートダービーとして施行


サンライズジパングは、父キズナ×母サイマー(母の父Zoffany)。父キズナはStorm Catを内包する種牡馬となるが、本馬においては母系でロイヤルアカデミーⅡ(=Storm Catの叔父)の血を引くことから、父系に持つStorm Catを強調した配合であることを特徴として挙げられる。これまで一周コースのダート戦では【2.1.0.0】と連対を外しておらず、2着に敗れた23年JBC2歳優駿も後続には8馬身差を付けていた。昨年は同産駒のキリンジが6番人気2着と上位人気勢の一角を崩しており、馬券妙味の観点からも動向を注視してみたい。

ラムジェットは、父マジェスティックウォリアー×母ネフェルティティ(母の父ゴールドアリュール)。父マジェスティックウォリアーはA.P. Indyの直仔となるが、同馬を起点とする系統には昨年の勝ち馬ミックファイアなどが挙げられる。一方、母の父に配されたゴールドアリュールは02年ジャパンダートダービーを制しており、種牡馬としても13年クリソライト、19年クリソベリルと2頭の勝ち馬を出した。本馬はStorm Catの血脈こそ持たないものの、その母の父であるSecretariatを意識できる血統構成といえ、2代母ラヴェリータ、その近親ハッピースプリントの実績からも舞台適性は折り紙付きだろう。


■注目馬
⑫サンライズジパング、④ラムジェット

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