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【産経賞セントウルS】アサカラキング仕切り直し 斎藤誠師・新騎手の父子タッグで重賞初制覇へ

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【産経賞セントウルS】アサカラキング仕切り直し 斎藤誠師・新騎手の父子タッグで重賞初制覇へ

中京の日曜メイン、産経賞セントウルSは、GⅠスプリンターズSに向けて重要な前哨戦となる。アサカラキングは、前走の函館スプリントSで1番人気で9着と大敗。GⅠに向けても大事な仕切り直しの一戦となる。3カ月ぶりとなるが、乗り込みは入念。重賞初タイトルを手にGⅠに向かいたい。



混戦ムードの短距離界に新しい風を吹かす。阪急杯2着の実績が光るアサカラキングは秋初戦に向けて順調な仕上がり。田中助手が笑顔で現状を伝える。

「北海道でしっかりリフレッシュして帰ってきたので、前走以上の状態で出せると思います」


3カ月ぶりの実戦となるが、中間の雰囲気は良好だ。1週前の8月28日は美浦Wコースで5ハロン66秒7―11秒5をマーク。鋭く伸びて半馬身先着した。「しっかり負荷をかけられて、しまいを伸ばすイメージでいい動きだった。今週も同じイメージでやって整うと思う」と田中助手はうなずく。

2000メートルで初勝利をあげ、青葉賞(14着)にも挑戦したほどで、「もともとは折り合いがついていたけど、逃げて勝った3戦目あたりから抑えきれなくなった」と田中助手が振り返る。徐々に距離を短くすると素質が開花。「ワンターンは合うと思っていた」という調整役の言葉通り、3連勝でオープン馬に成長した。

軌道に乗ったところで挑戦した前走の函館スプリントSだったが、0秒5差の9着。ダッシュがつかずVパターンのハナに立つ競馬ができなかった。「いつも通りにスタートを切れればあそこまで負けなかっただろうし、前走は参考外だと思う」と田中助手に悲観の色はない。

今回勝てば、管理する斎藤誠調教師、騎乗する新騎手での父子タッグ重賞初制覇がかなう。「先生は前回で勝てないと、一生勝てないと言っていたのでもう勝てないかも」とジョークを交えつつも、「チャンスはあるし、メンバーは強くなるけど、自分の競馬ができれば」ときっぱり。

秋の開幕を告げる電撃重賞で、アサカラキングが短距離界の〝王様〟候補に名乗りを上げる。(吉田桜至郎)

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3a8c184a4d|2024年9月4日 18:13 ナイス! (0)

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