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【桜花賞2024】ズバリ!調教診断(最終版) 筆頭はコラソンビート!アスコリピチェーノ、ステレンボッシュも高評価!

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【桜花賞2024】ズバリ!調教診断(最終版) 筆頭はコラソンビート!アスコリピチェーノ、ステレンボッシュも高評価!


日曜日に行われる桜花賞の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。

※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階

ワイドラトゥール【C】
栗東CW単走。きちんとタメをつくれているし、四肢のさばきも力強い。その一方、手前がなかなか替わらず、エンジンのかかりも遅い印象。この馬とすればゴール前の伸びもひと息。折り合い重視の調整という点を考慮しても、なにか物足りなさを覚える内容だった。

クイーンズウォーク【B】
栗東CW併走。1週前と同様、併走遅れのかたちとなってしまったが、先着にこだわる調教ではなく、手応えも大きく上回っている。大型馬特有の重苦しさがなく、フォームのバランスもいい。この先も見据えた仕上げを思わせる一方で、潜在能力の高さがうかがい知れる動きでもあった。


イフェイオン【C】
栗東坂路併走。直線序盤は力強い脚どりで登坂していたが、鞍上が手前を替えさせると、嫌がるように右に大きくヨレて、手前を戻してしまった。ゴール直前で馬自ら手前を替えて、一瞬良い伸びを示したものの、全体的に見るとチグハグな内容なのは確か。評価は上げづらい。

キャットファイト【B】
美浦坂路単走。コーナーを回る途中で手前を早々に替えてしまった。その点はいただけないが、四肢のさばき自体は力強く、回転力も高い。ラストも蹴り鋭くキレのある走りを見せていた。間隔は詰まるが、体調面に問題はなさそう。あとは本番を迎えるまでのテンション次第、といったところか。

シカゴスティング【B】
栗東坂路併走。直線序盤までは僚馬の後ろで我慢させ、そこから内につけるかたちの調整。ブレの少ないフォームでリズム良く進み、ラストの見せムチにもきちんと反応して先着を果たした。もう少し鋭さがほしいが、雨天のなかでの登坂だったことを思えば悪くない内容。この馬なりに順調だろう。

ハワイアンティアレ【B】
栗東CW単走。小柄な馬なりに体を使って、気持ちの乗った走り。もう少し重心が下がれば、もっと推進力や脚元の力強さが増してくるだろうが、それでも前回の中間より馬場の捉え方は良くなっている。本格化はまだ先かもしれないが、着々と地力をつけてきているのは確かだ。

スウィープフィート【B】
栗東坂路単走。少し急いた感じの登坂ではあるが、覇気があまりうかがえなかった1週前を思えば、前向きさが出てきたと考えるべきなのかもしれない。首の位置こそ高めだが、前肢は大きく使えているし、ゴール前の反応と伸びも悪くなかった。この馬なりに整えてきた印象を受ける。

コラソンビート【A】
栗東CW単走。前向きな面を見せつつも、折り合いはしっかりついている。前回の中間と比べて、動きにキレがあるし、推進力もじゅうぶん。体幹の安定性も高い。調教本数が不足気味だった前走を叩いて、順当に良化を果たしている。好気配。

アスコリピチェーノ【A】
栗東CW併走。1週前にしっかり攻めた効果もあってか、当時の鈍さが随分と解消されている。体の柔軟性が増し、前肢の出も良くなった。前向きな面を出しながらも掛かる様子はなく、ゴーサインに対する反応もいい。このひと追いでさらに上向く可能性もある。高く評価したい1頭だ。

セキトバイースト【B】
栗東CW単走。鞍上が抑えていたこともあってか、コーナーから直線序盤は首が高く力みがち。だが、直線中盤あたりで促されると、バネのきいたフットワークで推進力のある走りに。ラストの伸びも良かった。デキ落ちという印象はなく、いい意味での平行線だろう。


ライトバック【B】
栗東CW併走。1週前と同様、3頭併せの真ん中に入り、間を割らせる内容。コーナーから直線序盤までは難しいところを見せていたが、鞍上がゴーサインを出すと素早く反応。直後の伸びも良かった。フィジカル面に問題はなさそうなので、あとは実戦に行っての折り合い次第。その1点に尽きる。

ステレンボッシュ【A】
栗東CW併走。首高めの走りだが、それはいつものこと。前回の中間に比べると、いい意味での前向きさがあるし、スピード感も増している。鞍上の指示にも比較的従順で、最後までしっかりと脚を使うことができていた。これまではあまり稽古で良く見せないタイプ。その点を踏まえれば、上々の内容といえる。

テウメッサ【C】
栗東CW単走。コーナーから行きたがる面を見せて、鞍上は抑え気味。四肢こそバランス良く使えていたが、テンション面を重視した調整ということもあってか、この馬としてはラストの伸びが平凡。状態維持に努めている印象が強く、相手強化のG1で勝ち負けまではどうか。

ショウナンマヌエラ【C】
栗東坂路単走。道中は無理をさせずリズム重視で運び、しまいをサッと伸ばすかたち。それはいいとしても、やや集中力を欠き気味で、脚元の力感も薄め。ラストはそれなりの加速を見せたものの、内容的に高評価はしづらい。相手強化のG1で、過度の期待まではどうか。

エトヴプレ【C】
栗東CW併走。相手を先に行かせて我慢させる内容。折り合い自体はついているし、四肢も柔らかく使えている。ただ、舌を出すなど集中力を欠き、鞍上の追い出しに対する反応も薄め。最後は僚馬に突き放されてしまった。折り合い重視の調整とはいえ、もう少し粘ってほしかった印象を強く抱く。

セシリエプラージュ【B】
栗東坂路単走。ハミをきちんと取ってリズム良く登坂。手前替えもスムーズで、四肢の回転力も高い。体軸のブレが少なく、馬場に対するアプローチも良好。惜しむらくは、ラストで手前を戻してしまったこと。それがなければ、A判定に足る内容だった。

マスクオールウィン【C】
美浦W単走。低い重心を保ち、バネのあるフットワーク。首や体の使い方も悪くはない。ただ、本番で騎乗予定のジョッキーがまたがり、しまい重点の内容だったことを考えると、もう少しゴール前の伸びがほしいところ。このひと追いでどこまで上向いてくるか。

チェルヴィニア【B】
栗東CW併走。やや口向きの悪さを出し、推進力を上に逃がすような完歩も見られるが、四肢のさばき自体は力強く弾力性も高い。ラストは負けん気の強さを示し、3頭併せの真ん中から最先着フィニッシュ。稽古の動きは休養前と大差がない印象を持つ。ブランク明けだが、気配は決して悪くない。



【調教予想からの注目馬】
A判定は3頭。最上位は、⑧コラソンビートとする。シンエンペラーらと組んだ1週前の3頭併せでは、好反応を示して追走最先着。単走でリズム重視の内容だった当該週も、上々の動きを披露した。本質的な距離適性はさておき、デキに関しては申し分ない。

1週前からの良化が顕著な、⑨アスコリピチェーノを2番手評価。コーナリングを中心に稽古での動きに安定感が出てきた、⑫ステレンボッシュも注目に値する。

<注目馬>
コラソンビート ⑨アスコリピチェーノ ⑫ステレンボッシュ


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