中央競馬ニュース

【シンザン記念】ノーブルロジャー、出世レース豪快差し 川田騎手「あえて外を選びました」

 0   1   2,212
シェアする  x facebook LINEで送る
【シンザン記念】ノーブルロジャー、出世レース豪快差し 川田騎手「あえて外を選びました」

川田将雅(38)=栗・フリー=騎乗で3番人気のノーブルロジャーが、直線で外から豪快に突き抜けてV。新馬戦に続く連勝で、GⅠ戦線に新星が誕生だ。2着に1番人気エコロブルーム、3着に17番人気のウォーターリヒトが入り、3連単は21万6260円の好配当になった。

抜群の判断だった。ノーブルロジャーが外めをグイグイと伸びて、新馬戦に続く連勝で重賞初勝利。馬場傾向を読み切った川田騎手がうなずく。

「開幕日から、みんながしっかりと内を使っていたので、あえて外を選びました。なかなか大変なところもありましたが、能力の高さを見せてくれたレースだったと思います」

ポジション争いが定まらず、前半から位置取りが目まぐるしく変わる展開。中団に収まると、いつでも外に出せる態勢で勝負どころを迎えた。直線は馬場の真ん中より外めを通り、ラスト1ハロンで先頭に立つと、追撃を寄せ付けず1馬身¼差をつける完勝だ。


今年の重賞初制覇にジョッキーは「すぐに勝つことができて良かったです。(今年も)無事に、けがなく求められる結果を出せるように頑張りたいです」と笑みを見せた。昨年、リバティアイランドの牝馬3冠などGⅠ5勝に加え、JRA最高勝率騎手にも輝いた勢いは、年が明けても続いている。

今回のパートナーは昨年の朝日杯FSを制したジャンタルマンタルと同じパレスマリス産駒。「似ている部分もあるなと感じました。いい種馬であることには違いないので、この馬も重賞馬になれて良かったです」と胸を張った。

今年48歳で年男の吉岡調教師も今年の重賞初勝利。「ここまでふがいない結果が続いていたので、重賞を勝てて良かった」と語り、プラス8キロでの管理馬の出走については「成長分というか、筋肉もアップしていましたね」と目を細めた。

今後は、オーナーサイドとの話し合いで決められるが、トレーナーは「タイトルもひとつ取れましたし、賞金も加算できました。(同産駒の)ジャンタルマンタルを倒しに行きたいですね」と笑いを交えながら夢を膨らませた。近年のシンザン記念は出世レース。ここ10年でも2018年アーモンドアイなど3頭がGⅠ馬に輝いている=表。偉大なる先輩に続け―。出世レースを制したノーブルロジャーに前途洋々の未来が待っている。(山口大輝)

ノーブルロジャー 父パレスマリス、母ノーブルレディー、母の父モアザンレディ。黒鹿毛の牡3歳。栗東・吉岡辰弥厩舎所属。米国産。馬主は㈱ノルマンディーサラブレッドレーシング。戦績2戦2勝。獲得賞金4885万1000円。重賞は初勝利。シンザン記念川田将雅騎手、吉岡辰弥調教師ともに初勝利。馬名は「気高い+人名より」。

この記事はいかがでしたか?
ナイス (1)
 ナイス!(1

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

5月5日()
NHKマイル G1
新潟大賞典 G3
5月4日()
京都新聞杯 G2

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

4月28日()
天皇賞(春) G1
4月27日()
青葉賞 G2
ユニコーンS G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
73,123万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 テーオーロイヤル 牡6
51,827万円
9 セリフォス 牡5
49,313万円
10 ジャックドール 牡6
49,004万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
2 ステレンボッシュ 牝3
21,547万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
18,666万円
4 アスコリピチェーノ 牝3
16,854万円
5 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
6 シンエンペラー 牡3
11,128万円
7 コラソンビート 牝3
9,942万円
8 エトヴプレ 牝3
9,644万円
9 スウィープフィート 牝3
9,386万円
10 レガレイラ 牝3
8,278万円
» もっと見る