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北海道でオーロラが20年ぶりに観測された。オーロラの語源はローマ神話に登場する暁の女神アウロラに由来し、その神秘的な現象の正体は「大気の発光現象」だ。どんな理屈でオーロラが発生するのか調べてみたが、一般人向けの説明を読んでも専門用語が並びほとんど何を言っているのか判らなかったので(笑)、理解できた部分をつなぎ合わせて説明すると、太陽の表面で起きる爆発現象フレアによって吹き出した“電子”が秒速約3000kmで宇宙空間に飛び散り、その一部が地球に届いた際に、空気の分子にぶつかって発光する、というのがこの神秘的な現象の正体のようだ。「いやそりゃ違うよ、オッサン」というご意見があれば是非、添削賜りたい(笑)。
レアで神秘的な自然現象は他にも存在する。たとえばこれからの季節、北海道など気温がマイナス10℃以下になる地域で空気中の水蒸気が凍り、風のない晴れた朝に見られるダイヤモンドダストもその一つだし、このダイヤモンドダストが太陽光に反射し、光の柱になるとサンピラーとなる。高知県の宿毛湾(すくもわん)で11月中旬から2月にかけて見ることのできるだるま夕日も神秘的だし、先般千葉県船橋市に落下して話題になった火球もまた然り。人々を魅了する自然現象の多くは、稀有で刹那的だ。
因みに私が一度でいいから見てみたいと思っている自然現象はグリーンフラッシュ。日の出直後、または日没直前にわずか数秒、太陽の端が“緑色”に光る現象で、見られるのは極めて稀だという。地球に届く様々な色の光の中で“緑色”は通常目に見えないことが多いが、様々な条件が重なった時、この緑色の光が見えることがある。そして太陽から発せられる光のうち“緑”だけが見えた場合に、このグリーンフラッシュを体験できる。見られるのはわずか1秒か2秒、というこの現象、何度か海辺に立ち夕日を眺めたが一度もそれに遭遇したことはない(笑)。
さて、オーロラの話をしたが、中央競馬でも今週日曜、宇宙に関連する名前のレースが開催される。東日本メイン競走・カペラSがそれだ。このレースの勝ち馬を読み解くのに、今週はちょっとオカルトチックな金言を紹介しよう。
曰く「競走名と名前つながりの有力馬は買え」
巷で言われる“サイン馬券”には私は一切興味はないが、「結果がたまたまレース名と繋がっていた」ということは実際よくあることで、少し古い話になるが、昭和天皇がご覧になった天皇賞(秋)でニッポーテイオーが勝ち、2着にレジェンドテイオーが来た時には、思わず見ていて笑ってしまったのを覚えている。
オーロラテソーロは今をときめく“オーロラ”馬。馬名とはなんの関係もないが、近4走のレーティング平均値は102を超えており、ここでは実力上位と思われる。
残念ながら北海道のオーロラは見に行かれなかったが、ターフでオーロラが輝くのを見られるかもしれない。
(文:のら~り)
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