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10月8日の東京11Rで行われた第74回毎日王冠(3歳以上オープン、GⅡ、芝・1800メートル、別定、12頭立て、1着賞金=6700万円)は、西村淳也騎手の4番人気エルトンバローズ(牡3歳、栗東・杉山晴紀厩舎)が道中4、5番手のインを追走し、直線で前が開くと一気に抜け出してGⅠ馬ソングラインとシュネルマイスターの猛追を振り切りV。未勝利戦、1勝クラス、ラジオNIKKEI賞と破竹の4連勝で古馬相手のGⅡも突破し、天皇賞・秋(29日、東京、GⅠ、芝2000メートル)の優先出走権を獲得した。タイムは1分45秒3(良)。
ハナ差の2着にはソングライン(1番人気)、さらにハナ差遅れた3着にシュネルマイスター(2番人気)が入った。
毎日王冠を勝ったエルトンバローズは、父ディープブリランテ、母ショウナンカラット、母の父ブライアンズタイムという血統。北海道浦河町・桑田牧場の生産馬で、馬主は猪熊広次氏。通算成績は8戦4勝。重賞は今年のラジオNIKKEI賞(GⅢ)に次いで2勝目。杉山晴紀調教師、西村淳也騎手ともに毎日王冠は初勝利。
◆西村淳也騎手(1着 エルトンバローズ)「本当にうれしいです。今回で(コンビを組んで)4戦目ですが、1戦1戦力をつけています。すごいメンバーと戦わせてもらって、エルトンバローズの経験値も上がると思いますし、本当に今後が楽しみな存在です。最初は(ペースが)流れていたので無理に追走せずこの子のリズムでいきました。直線ではグイグイでしたし、道さえ開けば伸びてくれるという印象でした。まだ3歳で伸びしろしかありませんし、楽しみな1頭に出合いました。また大きな舞台で勝ってくれると思います」
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