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ウマニティプロ予想家・霧が、今週の重賞出走馬の中から、特に的中への鍵を握りそうな1頭にフォーカス。指数・血統・調教を中心とした“予想的イマジネーション”で掘り下げていきます。
【ピクシーナイト】
3歳夏を境に急上昇し、その勢いのままスプリンターズSを圧勝。若きスプリント王者として無限の可能性を感じさせた本馬だったが、次走の香港スプリントにおいて凄惨な落馬事故に巻き込まれ、骨折。一時は引退の可能性も囁かれたほどの重症だったが、一年以上に及ぶ休養の末に復帰を果たした。
復帰後はまだ馬券に絡めていないものの、幸い故障箇所には大きな影響は出ず、順調に秋初戦を迎えようとしている。路線の頂点を極めてから早2年、悩める王者に復権の可能性はあるのか、いつも通り各方面から掘り下げていきたい。
まず指数面だが、好調期だった3歳夏~秋にかけて刻んでいる数字は、歴代の名スプリンターと比較しても何ら劣らないレベルにある。だが、復帰後2戦の指数は極めて平凡。故障の影響や長期休養、馬の気持ち等、原因は色々と考えられるが、全盛期の姿を望むのは酷……と思ってしまうのは仕方のないところだ。
が、確かに復帰初戦だった高松宮記念においては調教の動きも重く、3歳時の状態にはないと思わせるものがあったが、それ以上に天候が最悪だった。同レースにおいて過去1、2位を争うほどの馬場の悪化で、能力以上に道悪の巧拙が問われるような状態。あらゆる面で度外視して良さそうな一戦だった。
続く京王杯SCにおける指数も平凡なものだが、レースを見返すと直線では前に進路がなく、内と外にも馬がおり、動くに動けない状態。前を行く馬の動きで時折進路が開きかけるも、そこに突っ込むにはあまりにも危険というスペースしかなく、結局そのまま窮屈そうな走りでゴールを迎える格好になっていた。
この時の中間の調教内容はかなり良く、レースにおいても序盤の行きっぷりはかなり目立っていただけに、のびのびとストライドを伸ばすことができていたら、結果は大きく変わったかもしれない。
こうして並べると、春2戦は敗因が明確。ここだけで”ピークを過ぎた”と断ずるのは早計な気がする。
モーリス産駒の上級馬は息が長く、同期で同時期に上昇を始めたジャックドールやジェラルディーナは今も変わらずG1を狙えるレベルの能力を保っているし、この夏に存在感を発揮したディヴィーナのように、5歳春を過ぎてから上昇を始める産駒もいるくらいだ。脚や気持ちに問題がなければ一気に萎む血統とは思えない。
確かに、父系が属するロベルト系の血統馬の中には、燃え尽き症候群とも言うべきスランプに陥る馬がいるが、京王杯SCで本馬が見せた前向きさからはまだ競争意欲を感じただけに、今回の内容が今後の評価を定める上でかなり重要な一戦になるのは間違いなさそう。
調教面においては、この中間もこれまで通りに坂路で入念な乗り込みが続けられている。
時計だけ見ると3歳時の状態には及ばないものの、明確に”悪い”と言えるような時計でもなく、判断が分かれそうなところ。
陣営も、トモの使い方にぎこちなさを感じているようで、一番良い時に比べると……と言う評価をしているようだが、一方で併せ馬を行った時の闘争心に関しては高く評価しており、気持ちが切れていないという点は好感が持てる。あとは最終追い切りにおいて、軽い感じでそれなりの時計を出せるようならば、前哨戦としての仕上がりは整ったと考えていいだろう。
あとは実戦においてスムーズな競馬をしてどこまでやれるか。ここでかつての王者が強さを見せるようであれば、本番のスプリンターズSが非常に楽しみになる。
まずは無事に、そしてできればさすがと思わせる走りを期待したいところだ。
○霧(きり)プロフィール
ウマニティ公認プロ予想家。レース研究で培った独自の血統イメージに加え、レース戦績や指数等から各馬の力関係・適性を割り出す”予想界のファンタジスタ”。2023年1月には、長年の活躍が認められ殿堂プロ入りを果たす。
⇒気になる最終結論は、レース当日のプロ予想MAXでチェック!
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