まだウマニティ会員ではない方へ
会員登録(無料)するだけで、予想的中に役立つさまざまなサービスを無料で利用できます。
収支100万円超えの猛者がズラリ
全国トップ予想家たちの予想閲覧
予想に必携の高精度スピード指数
「U指数」を重賞で全頭公開
勝率40%超えを誇る堅軸候補
「凄馬」をメールでお知らせ
TVでも紹介!設定は10万通り以上
あなただけの予想ロボが作れる
この他にも20以上のサービスを無料で提供!
ウマニティプロ予想家・霧が、今週の重賞出走馬の中から、特に的中への鍵を握りそうな1頭にフォーカス。指数・血統・調教を中心とした“予想的イマジネーション”で掘り下げていきます。
【ハーパー】
桜花賞の有力ステップであるクイーンCを制し、本番でも4着と悪くない走りを見せた本馬。
今年のオークスは完全にリバティアイランド一強で、相手探しが鍵になるというムードが漂っているが、本馬も間違いなくその候補には入ってくる1頭だろう。
父がハーツクライ、厩舎も友道厩舎ということで、パッとイメージできるのは同父・同厩の先輩シュヴァルグランやドウデュース。いずれも東京2400mのG1勝ち馬であり、その他にも師の管理馬には長めの距離で活躍した馬が多数。長い距離のレースを走る上の調教ノウハウが豊富という点は非常に心強い点と言えよう。
本馬自身も、マイルに転じた2戦目以降はずっと「距離に対応できた」「忙しい」「もっと距離伸びて」といった、明らかにマイル向きではない感が満々な評が並んでいるし、鞍上のルメール騎手も先日天皇賞・春において、”長距離は騎手”という格言を隙のない騎乗で実証。
桜花賞よりもオークス、という条件が整い過ぎており、もしかしたら2番人気が視野に入るほどかもしれない。
だが大事なのは、実際の馬自身がその人気に相応しい馬なのかということ。
母のセレスタはアルゼンチンのG1勝ち馬で、現役時代は1200〜1500mのダートと、800m、1600mの芝で勝ち鞍がある。血統構成としてはアメリカ色が濃く、本馬の半姉ヴァレーデラルナがダートに適性を見出しているのも頷けるし、こうした血は父ハーツクライのスピードの無さを補完しやすい。本馬がマイルにも対応できているのは、この母系の血が大きいのだろう。
しかし、兄姉や本馬自身のレースぶりからも、現状この血は東京コースのG1向きの切れや瞬発力といった部分にはあまり作用しておらず、むしろ他馬よりも長い時間ジワジワと脚を使い続けられる持続力に転化している印象が強い。
全く同じ血を持った全兄のダノンセレスタも、1800mの中距離と、2400〜2600mの長めの距離とでほとんどパフォーマンスが変わらず、伸びては来るものの詰めきれない、もしくは良く粘るが切れる馬に差されるというレースぶりが目立つ。
また、近年のオークスにおいては、下位人気で好走した馬達もキャリアのどこかで上がり1〜3位の切れを見せていることが多いが、本馬はデビュー戦で上がり3位が一度あるだけ。
これらの点を踏まえると、東京2400mへの舞台変わりはイメージほどプラスにならない可能性が考えられる。
そして、気性面の若さも本馬の課題。
デビュー戦で大きく外に膨れるなど、やや癖のある馬なのは間違いないところだが、関東圏のレースだったクイーンCでは大きく馬体を減らし、続く桜花賞では更に4kgの馬体減。パドックでも時折うるさい面も見せていた。
長い距離を走るにあたって、馬体や状態、テンションの維持は重要と思えるだけに、可能であれば当日の気配もチェックした上で評価を定めた方がいいだろう。
こうして書くと、オッズの割にリスクが大きな馬のように思えてしまうが、指数で見た場合の基礎能力はメンバー上位のものを持っているのは確か。厩舎、鞍上といった環境面では何の問題もないだけに、よほど状態が悪そうでない限りは警戒が必要な存在だろう。
個性を熟知した鞍上が、早め先頭の持続力勝負で本馬の武器を120%活かし、かつリバティアイランドが後方で意外なもたつきを見せれば、番狂せもあり得るかもしれない。
○霧(きり)プロフィール
ウマニティ公認プロ予想家。レース研究で培った独自の血統イメージに加え、レース戦績や指数等から各馬の力関係・適性を割り出す”予想界のファンタジスタ”。2023年1月には、長年の活躍が認められ殿堂プロ入りを果たす。
⇒気になる最終結論は、レース当日のプロ予想MAXでチェック!
霧プロの最新予想ページはこちら
※週末の枠順発表までは直前週結果ページへ遷移します。
コメント投稿
コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。レース情報
最新注目競走馬
総賞金ランキング |
|