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4月22日の京都9R・あやめ賞(3歳1勝クラス、芝1800メートル)は、1番人気で武豊騎手とコンビを組んだプッシュオン(牡、栗東・西村真幸厩舎)が最後方追走から大外を回って鮮やかな追い込みを決めた。武豊騎手はリニューアルされた京都競馬場での初勝利。タイムは1分45秒0(良)。
1/2馬身差の2着はレース中盤で先頭に立って粘ったフェイト(2番人気)。さらに3馬身差の3着にはアンテロース(7番人気)が入った。
サンライズフォルスが先頭に立ったが、外からシステムリブートがかわしてハナに立つ。やや離れた3番手にフミサウンドがつけたが、ペースが落ち着きかけたところで一気にフェイトが押し上げて先頭を奪った。システムリブートは2番手に控え、3番手はサンライズフォルスとトーアライデンが並ぶ形。人気のプッシュオンは最後方からレースを進めた。一気にペースは上がったが、直線に向いてもフェイトの脚いろはなかなか鈍らない。そのまま押し切るかと思われたところに、大外からプッシュオンが一完歩ずつ迫る。最後は計ったように差し切り、プッシュオンがうれしい2勝目をマークした。
◆武豊騎手(1着 プッシュオン)「スタートは良くなかったですね。(それでも)落ち着いて走っていました。ペースも速かったけど、最後の脚は抜群でしたね。能力は相当ありますよ」
◆西村真幸調教師(同)「ずっと(武)豊さんに追い切りに乗ってもらっていて『相変わらず動きはいいね』と言ってくれていました。スタートが遅れたので、もう少し練習しなければいけませんね。右前(脚)も落鉄していました。前に目標があったほうが脚は使える。重賞を獲れる馬だし、(今後については)別に無理をしなくてもいいのかなと思っています」
プッシュオンは、父キズナ、母ラルナデミエル、母の父Monsunという血統。通算成績は4戦2勝となった。
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