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今週末の12日、香港国際競走がシャティン競馬場で開催される。日本馬はGI全4レースに12頭が出走予定という豪華なラインアップ。欧州からはスプリントを除く3レースに7頭が参戦する。
欧州馬が最も得意としているレースが過去10年で6勝を挙げている芝2400メートルのヴァーズ。今年は連覇が懸かるモーグル(愛=A・オブライエン、牡4)、2走前に英GIコロネーションCを先行して勝ったパイルドライヴァー(英=W・ミューア、牡4)が実績では上位の存在だ。
フランスからは仏GIIコリーダ賞など重賞を4勝しているエベイラ(牝4)が出走予定。管理するアラン・ドゥロワイエデュプレ調教師(77)は今シーズン限りでの引退を表明している。
同調教師はフランソワ・マテ調教師の死去に伴い、1980年代前半からアガ・カーン4世殿下のフランスにおけるメイン調教師になり、数多くの大レースを制覇。育てた主な馬には2003年凱旋門賞馬ダラカニ、08年凱旋門賞馬ザルカヴァなどがいる。
世界のひのき舞台では今回が最後の出走。人気薄だが、香港競馬をよく知るC・スミヨン騎手とのコンビで一発があるかもしれない。 (在仏競馬記者)
★海外の大型馬柱を公開!12・12香港国際諸競走4レース
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