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18日、美浦トレセンのWコースで行われたアーモンドアイの最終追い切りを、関東競馬エイトの野田慶一郎トラックマン(46)がチェックした。もやに覆われたが脚いろは余裕十分で、滞空時間の長い走りを絶賛。心身ともに万全の状態で臨めるとみた。
美浦は広い範囲でもやに覆われていたため、アーモンドアイの時計を取ることはできませんでした。やっと見えたのがラスト1ハロン。それでも脚いろは余裕十分で、馬なりで3馬身先着でした。
若いころは脚の上げ幅も大きく、グングンとうなって走っていく感じでした。いかにもバネがあるような走りで、「動くなぁ」という印象でした。その点からすると、今年からいい意味で大人になったと思います。走りにゆとりが出て、パッと見た感じではそんなに速そうに見えないのですが、無駄なくスーッと反応するようになった。力みもなく、ドッシリとした走りにモデルチェンジしましたね。1週前追い切りもスーッといい動きを見せていましたが、道中もしっかりと折り合いがついている。この感じだと、初めての2500メートルの距離も問題ないと思います。
この馬の走り方の特徴は、滞空時間が長いこと。接地時間が短くて、ポーン、ポーンと浮いている感じ。だから、体の動きだけだとそんなに速そうに見えなくても、時計が出るんです。
先週は日曜まで美浦に残って取材をしていたので、アーモンドアイを見ていたのですが、体の張りに何の問題もないし、メンタル的にもドッシリしている。発熱明けですが、「何かあったの?」というぐらい、何も影響を感じません。状態面に関しては何の不安もない、素晴らしい状態だと思います。
野田 慶一郎(のだ・けいいちろう)1973(昭和48)年2月16日生まれ、46歳。福岡県出身、現在は東京競馬場の近くに在住。関東競馬エイト時計班。着順以上に中身のある競馬をした馬や、適性がはっきりせず人気になり切れない馬を狙うスタイル。前走2、3着馬はひとまず疑ってかかるので、結果的には穴狙い。
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