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福島記念 G3

日程:2022年11月13日()15:20 福島/芝2000m

福島記念データ分析

コース図福島芝2000m

ハンデ重賞らしく波乱傾向の強いレース。2018年のように1~3番人気が3着以内を占めて順当な結果に終わる年もあるが、基本的に人気サイドの安定感は低く、高配当を狙ってしかるべき一戦と言える。2007年以降、トップハンデ馬の馬券圏内は4頭のみ。いずれも2番人気以内の高い支持を集めた馬であり、人気薄の出番はない。反面、52キロ以下の軽ハンデ馬も不振傾向で、連対馬は3頭のみ。すべて3歳馬で、4歳以上の軽ハンデ馬に飛びつくのは危険だ。レースが行われる福島2000mは、下りスタートかつ最初のコーナーまで約500mあり、厳しい流れになることも少なくない。道中、落ち着いたとしても、4コーナーの下りで再度加速するため、直線は激しい追い比べになりやすい。見どころの多いレースが展開されやすいコースである。(各種データ、原稿は本年のレース発走前のものとなります)

【人気】
連対率と複勝率は1番人気が最上位で、勝率は2番人気がトップ。3番人気もソコソコの成績を残している。だが、1番人気の連対率は40%、2~3番人気も30%と、信頼に足るものとは言えない。それに対して、5~9番人気の複勝率は20%前後をキープしており、配当妙味を考えれば狙う価値は十分にアリ。2桁人気を狙うよりも、はるかに効率は良いだろう。

◆人気別成績(過去20年)

人気着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1番人気 4-4-5-7 20.0% 40.0% 65.0% 78.0% 105.0%
2番人気 5-1-2-12 25.0% 30.0% 40.0% 139.0% 76.0%
3番人気 2-4-2-12 10.0% 30.0% 40.0% 68.5% 89.5%
4番人気 1-1-1-17 5.0% 10.0% 15.0% 35.5% 36.5%
5番人気 2-1-2-15 10.0% 15.0% 25.0% 83.0% 79.0%
6~9番人気 5-7-3-65 6.3% 15.0% 18.8% 79.8% 79.0%
10番人気以下 1-2-5-131 0.7% 2.2% 5.8% 46.3% 57.5%

◆単勝オッズ別成績(過去20年)

単勝オッズ着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1.9倍以下 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0% 190.0% 120.0%
2.0~2.9倍 0-1-0-2 0.0% 33.3% 33.3% 0.0% 40.0%
3.0~4.9倍 4-5-6-2 23.5% 52.9% 88.2% 107.1% 147.6%
5.0~7.9倍 7-3-3-33 15.2% 21.7% 28.3% 95.0% 62.8%
8.0~14.9倍 7-6-3-52 10.3% 19.1% 23.5% 118.8% 80.9%
15.0~19.9倍 0-3-2-28 0.0% 9.1% 15.2% 0.0% 69.4%
20.0~49.9倍 0-1-6-89 0.0% 1.0% 7.3% 0.0% 57.0%
50.0倍以上 1-1-0-53 1.8% 3.6% 3.6% 117.1% 56.9%

◆配当(過去10年)

馬券種最高配当最低配当平均配当
単勝 1,450円 390円 719円
複勝 740円 120円 263円
枠連 3,750円 380円 1,507円
馬連 20,960円 1,130円 4,067円
ワイド 5,740円 310円 1,274円
馬単 36,620円 2,250円 7,381円
3連複 51,600円 1,430円 10,688円
3連単 360,750円 7,540円 64,917円

【脚質】
脚質面については、明確に逃げ、先行優勢。新潟開催を挟んで、再び福島開催に戻った2012年以降は、その傾向がより顕著になっており、4角3番手以内に位置した馬が毎年馬券に絡んでいる。差しの複勝率、複勝回収率も優秀だが、その多くは4角7番手以内に位置していた馬。後方待機の場合、3コーナーあたりから動いていける機動力がないと上位争いは難しい。

◆脚質別成績(過去20年)

脚質着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
逃げ 2-0-1-21 8.3% 8.3% 12.5% 97.9% 39.2%
先行 13-7-3-62 15.3% 23.5% 27.1% 115.4% 70.1%
差し 2-12-14-87 1.7% 12.2% 24.3% 7.2% 111.0%
追込 3-1-2-89 3.2% 4.2% 6.3% 83.3% 24.9%

【枠順】
別表の数値を見ると、「内(1~3枠)>中(4~5枠)>外(6~8枠)」の様相を示しており、内枠有利とみて間違いない。内枠である1~3枠から、多くの勝ち馬が出ているうえ、人気薄の激走例も少なくないので、しっかりマークしておきたいところ。対照的に、外の6~8枠は勝ち馬ゼロと不振傾向。2着連対も4番人気以内の馬が、その多くを占めている。人気薄の場合、無欲の差し、追い込み勢による3着食い込みを、少しケアする程度でいいだろう。

◆枠順別成績(過去20年)

枠順着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1枠 5-3-3-28 12.8% 20.5% 28.2% 81.5% 112.6%
2枠 4-1-4-31 10.0% 12.5% 22.5% 84.8% 78.5%
3枠 5-1-1-33 12.5% 15.0% 17.5% 256.5% 75.5%
4枠 1-2-1-36 2.5% 7.5% 10.0% 22.5% 25.3%
5枠 5-4-3-27 12.8% 23.1% 30.8% 81.3% 108.7%
6枠 0-3-3-34 0.0% 7.5% 15.0% 0.0% 45.0%
7枠 0-5-1-35 0.0% 12.2% 14.6% 0.0% 40.5%
8枠 0-1-4-35 0.0% 2.5% 12.5% 0.0% 69.3%

【血統】
毎年のように父もしくは母の父にサンデーサイレンス系の種牡馬を持つ馬が上位を賑わせている反面、2012年以降は父が非サンデーサイレンス系、とりわけナスルーラやロベルトなど持続力に長けた血筋を持つ馬の活躍が目立つ。馬券検討の際には、瞬発力勝負に向く産駒が多い父サンデーサイレンス系よりも、持続力勝負が向きそうな父非サンデーサイレンス系を優先したほうがベターだ。ただし、サンデーサイレンスの血を持っていない勝ち馬はすべて4枠より内。枠順を考慮することもお忘れなく。

◆同コース種牡馬別成績(福島競馬場/芝/2000m/過去5年)集計期間:2017/11/06~2022/11/06

種牡馬着別度数勝率連対率複勝率単勝
回収率
複勝
回収率
1 ハーツクライ 10-9-11-82 8.9% 17.0% 26.8% 49.6% 72.1%
2 ルーラーシップ 10-6-11-58 11.8% 18.8% 31.8% 66.2% 97.1%
3 ディープインパクト 9-7-5-68 10.1% 18.0% 23.6% 76.1% 63.3%
4 ステイゴールド 9-7-3-58 11.7% 20.8% 24.7% 70.6% 83.1%
5 オルフェーヴル 8-6-5-47 12.1% 21.2% 28.8% 80.5% 128.8%
6 ハービンジャー 5-4-7-56 6.9% 12.5% 22.2% 45.3% 108.6%
7 エイシンフラッシュ 5-1-3-39 10.4% 12.5% 18.8% 173.5% 69.0%
8 スクリーンヒーロー 4-4-1-27 11.1% 22.2% 25.0% 91.9% 60.6%
9 ゴールドシップ 4-3-0-35 9.5% 16.7% 16.7% 54.5% 51.9%
10 ダイワメジャー 4-1-1-19 16.0% 20.0% 24.0% 151.6% 67.2%

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