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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 2 | 牡2 | 55.0 | 坂井瑠星 | 栗 須貝尚介 | 474(+2) | 1.33.9 | 3.1 | 1 | 35.8 | ③③ | |||
2 | 6 | 12 | 牡2 | 55.0 | 川田将雅 | 栗 安田隆行 | 536(-2) | 1.34.0 | クビ | 3.6 | 2 | 35.2 | ⑩⑪ | ||
3 | 7 | 14 | 牡2 | 55.0 | 横山武史 | 美 鹿戸雄一 | 470(+6) | 1.34.0 | クビ | 6.5 | 3 | 35.8 | ⑤⑤ | ||
4 | 1 | 1 | 牡2 | 55.0 | 川須栄彦 | 美 武市康男 | 464(0) | 1.34.2 | 1 1/4 | 202.3 | 16 | 35.7 | ⑦⑦ | ||
5 | 3 | 5 | 牡2 | 55.0 | 吉田隼人 | 美 嘉藤貴行 | 478(+6) | 1.34.3 | 3/4 | 24.8 | 8 | 36.0 | ⑤⑤ | ||
6 | 2 | 3 | 牡2 | 55.0 | 大野拓弥 | 美 和田雄二 | 484(+2) | 1.34.4 | 3/4 | 8.0 | 4 | 36.6 | ①① | ||
7 | 4 | 7 | 牡2 | 55.0 | C.ルメー | 栗 吉村圭司 | 428(+6) | 1.34.5 | 1/2 | 14.0 | 5 | 35.5 | ⑮⑭ | ||
8 | 6 | 11 | 牡2 | 55.0 | 福永祐一 | 栗 池江泰寿 | 486(+6) | 1.34.7 | 1 | 23.2 | 7 | 36.2 | ⑦⑦ | ||
9 | 8 | 16 | 牡2 | 55.0 | D.イーガ | 栗 中内田充 | 452(-2) | 1.34.8 | 1/2 | 16.6 | 6 | 36.1 | ⑬⑪ | ||
10 | 4 | 8 | 牡2 | 55.0 | 松山弘平 | 美 大和田成 | 452(+8) | 1.34.9 | 1/2 | 42.6 | 9 | 37.0 | ②② | ||
11 | 5 | 9 | 牡2 | 55.0 | 藤岡佑介 | 栗 新谷功一 | 460(0) | 1.34.9 | クビ | 135.8 | 15 | 35.4 | ⑰⑰ | ||
12 | 2 | 4 | 牡2 | 55.0 | 横山典弘 | 美 尾関知人 | 474(+8) | 1.35.0 | 1/2 | 54.0 | 11 | 35.7 | ⑭⑮ | ||
13 | 7 | 13 | 牡2 | 55.0 | 鮫島克駿 | 栗 西村真幸 | 492(-2) | 1.35.1 | 1/2 | 94.0 | 12 | 36.5 | ⑨⑨ | ||
14 | 3 | 6 | 牡2 | 55.0 | 酒井学 | 栗 清水久詞 | 486(+16) | 1.35.2 | クビ | 405.4 | 17 | 36.6 | ⑩⑨ | ||
15 | 5 | 10 | 牡2 | 55.0 | 角田大河 | 栗 新谷功一 | 454(+6) | 1.35.5 | 2 | 127.3 | 14 | 37.4 | ③③ | ||
16 | 8 | 15 | 牡2 | 55.0 | 武豊 | 栗 森秀行 | 500(+4) | 1.35.6 | 1/2 | 98.1 | 13 | 36.3 | ⑯⑮ | ||
17 | 8 | 17 | 牡2 | 55.0 | 藤岡康太 | 栗 四位洋文 | 444(-2) | 1.35.6 | クビ | 47.8 | 10 | 36.9 | ⑩⑪ |
ラップタイム | 12.4 - 10.4 - 11.3 - 11.6 - 12.1 - 11.7 - 12.0 - 12.4 |
---|---|
前半 | 12.4 - 22.8 - 34.1 - 45.7 - 57.8 |
後半 | 59.8 - 48.2 - 36.1 - 24.4 - 12.4 |
■払戻金
単勝 | 2 | 310円 | 1番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 2 | 130円 | 1番人気 |
12 | 140円 | 2番人気 | |
14 | 210円 | 4番人気 | |
枠連 | 1-6 | 560円 | 1番人気 |
馬連 | 2-12 | 550円 | 1番人気 |
ワイド | 2-12 | 260円 | 1番人気 |
---|---|---|---|
2-14 | 520円 | 5番人気 | |
12-14 | 490円 | 3番人気 | |
馬単 | 2-12 | 1,070円 | 1番人気 |
3連複 | 2-12-14 | 1,280円 | 1番人気 |
3連単 | 2-12-14 | 4,570円 | 1番人気 |
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土曜日の阪神芝のレース結果、近年の朝日杯フューチュリティステークスの結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
水曜日から金曜日にかけては穏やかな天気が続いていたが、土曜日は1R開始前から雨がパラつき始めた。その後も弱い雨が続き、特別前に芝コースの状態は良から稍重(JRA発表)に変移。そのまま開催を終えた。
土曜日施行の芝競走5鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は7、12、2、3、9番手。距離ロスを抑えつつ経済コース付近を回ってきた先行勢が相応に頑張ってはいた。だが、前週の土曜日ほどの勢いはなく、末脚を活かした馬たちが幅を利かせるようになってきている。
枠順については内めが優勢。勝ち馬はすべて5枠より内という、偏った結果に。その反面、向正面および正面直線では、内柵沿いを避けて通る馬が徐々に増えつつある。そのことは気に留めておいたほうがいい。
日曜日の天気は回復基調の見通し(18日7時の時点)。馬場の3分どころから中央付近の伸びが良かった前週日曜日の傾向を踏まえると、前日の結果をそのまま鵜呑みにしないほうがベター。ただでさえ、傾向が一変することも珍しくない阪神オーバーシード。枠順に関しては広いスタンスで構えたほうがいいように思える。
また、馬場の乾燥が進めば、末脚の要求度がアップする可能性も十分に考えられる。その点を勘案すると、枠順よりも確かな決め脚を備えているかどうかのほうが重要。となれば、優先すべきは近走でメンバー上位の末脚を見せている馬だろう。そのなかでも、前走で上がり3ハロン最速をマークしている馬に注目したい。
ただ、今回のメンバーと照らし合わせてみると該当馬が多い印象。もうひとつフィルターをかけて、阪神施行の過去8年における朝日杯フューチュリティステークスの勝ち馬すべてに共通する、前走の単勝人気が2番人気以内、かつ前走1着の臨戦馬に的を絞りたい。
今回の出走馬で、先述した要点(前走の上がり3ハロン順位+前走人気+前走着順)を満たしているのは、②ドルチェモア、⑭レイベリング。よって当欄では、この2頭を狙いどころとして推奨する。
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出演:スガダイ(予想神) 夢月(単勝スペシャリスト) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
日曜日に行われる朝日杯フューチュリティステークスの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①キョウエイブリッサ【C】
美浦坂路併走。活気はあるのだが、肩の出がやや窮屈で前肢のさばきも硬く映る。そのぶん、反応が渋く鋭さを欠いている印象。現状の走りで、阪神外回りの緩急ある競馬に対応できるかどうかは微妙なところ。ましてやG1。過度の期待はかけにくい。
②ドルチェモア【A】
栗東坂路単走。字面的には失速ラップだが、強く追われずとも2ハロン目から12秒台を刻み続けているのだから、深刻に捉える必要はない。フットワークが柔らかく、回転も滑らか。手前変換のロスが少なく、折り合いも無理がない。上々の仕上がりだろう。
③オールパルフェ【B】
美浦南W単走。後肢に気持ち甘さが残るも、肩の可動域は広く、フットワークも安定している。1週前と比べて、手前の変換も随分とマシになった。もう少しラストの鋭さがあれば文句なしだが、この馬自身のパフォーマンスは示している。いい意味での平行線だろう。
④ドンデンガエシ【B】
美浦坂路単走。四肢のさばきが軽く、手前替えもスムーズ。推進力もきちんと前に向いている。単走と併走では動きが変わりやすいタイプだけに、アテにしづらい面はあるが、デキ自体は悪くなさそう。あとは実戦で囲まれた際に、集中力を維持して運べるかどうか。そのあたりがポイントになる。
⑤バグラダス【F】
美浦南W併走。濃霧で映像が見づらい状況。確認できる範囲内での完歩こそ小さめだが、四肢のさばきは素軽く、キビキビとした走りに映る。調子は悪くないように思えるが、コーナーからの動きを確認できないため、他馬との兼ね合い的に明確な判定は難しい。今回はFとさせていただきたい。
⑥ミシェラドラータ【D】
栗東坂路単走。1週前と同様、頭が右を向いて軸がブレ気味。鞍上が強めに気合をつけて立て直しを図るも、ゴール前では再びモタれ癖を出していた。全体的に安定感を欠く内容。よくて現状維持の範囲内という印象が強く、相手強化のG1で大望まではどうか。
⑦オオバンブルマイ【B】
栗東坂路単走。強い前進気勢を見せるも、折り合いはついていたし、四肢の運びも滑らか。フォームも安定している。ラストで気を抜いた1週前と違い、最後まで脚いろを保っていたのもいい。状態は悪くないので、あとは実戦で集中力を維持して走り切れるか否か。その1点に尽きよう。
⑧グラニット【B】
美浦坂路併走。四肢のさばきは素軽く、回転力も高い。追い出しに対する反応も悪くなく、1週前に比べると背中の安定感も増してきた。完歩の小さな走りゆえ、外回りマイルのG1で決め手勝負になるとどうかも、状態自体は決して悪くない。自分の競馬はできそうだ。
⑨ニシノベストワン【C】
栗東坂路併走。中盤あたりまでは軽快なステップで運んでいたが、しまいにかけての動きが案外。ハミにモタれるような感じで、鞍上が仕掛けてもグンと伸びる様子はない。最後は余力を失くし、劣勢の形でゴール。調教観点的に評価は上げづらい。
⑩ウメムスビ【C】
栗東坂路単走。回転鋭い脚さばきで力感もある。ただ、良くも悪くもスプリンター的な前進気勢の強さが出ており、折り合いをつけてタメを作るのは難しいかも。ましてや前回から2ハロンの距離延長、かつ外回りのマイル戦。期待よりも不安のほうが先立つ。
⑪ティニア【B】
栗東坂路併走。四肢のさばきは力強く、完歩もそれなりに広い。ただ、気合乗りが良過ぎて鞍上は抑えるのにひと苦労。見た目以上に制御は大変そう。このあとのケアやガス抜きが上手くいくかどうか。当日の気配をしっかりチェックしたい1頭ではある。
⑫ダノンタッチダウン【B】
栗東坂路単走。頭の位置こそ高めながら、手前替えはスムーズ。変換後の体の使い方も悪くない。もう少し後肢に力強さが欲しい気もするが、さほど追われなくても、しっかり加速していた点は評価できる。少なくとも、前回のデキを下回るということはない。
⑬スズカダブル【B】
栗東CW単走。姿勢がやや高く物見がちも、脚元の動きは終始パワフル。馬場をしっかり捉えることができている。状態は悪くなさそうだが、右手前の強い走法ゆえに、左手前を多用する右回りの阪神マイルがフィットするかどうか。それが1番の焦点となろう。
⑭レイベリング【F】
美浦南W併走。濃霧の影響で映像が短いうえに不鮮明。動きを確認できたのは数秒のみ。幼い面を時折見せるも、ラストの前肢を大きく使った豪快な走りは目を引くものがあった。判定はFとするが、コーナーでの走りがまともと仮定するならば、A判定に足る内容だったように感じる。
⑮フロムダスク【B】
栗東坂路併走。コーナーで手前を早く替えたのか、ずっと逆手前だったのかは不明だが、直線を向いた時には既に手前が左。その点は気になるも、回転鋭いフットワークでスイスイと登坂。フォームの乱れも少ない。鞍上の促しに対する反応も悪くなく、まずまずの仕上がり具合ではないか。
⑯コーパスクリスティ【B】
栗東CW併走。完歩はそれほど広くないが、四肢のさばきは力強く、弾力性もまずまず。前後のバランスもとれている。コーナーで掛かり気味に外の2頭をかわして前へ出るなど難しい面を見せるも、本番前にジョッキーが癖を掴めたという点では悪くない。軽くは扱えない1頭だ。
⑰エンファサイズ【A】
栗東CW単走。前向きな面を出しながらも、手ごたえに余裕を持たせたまま、スピードを持続させることができている。とりわけ、手前を替えたあとの完歩の大きい弾力性あるフットワークは見ごたえ十分。気配の良さを活かせるようなら、一撃あっても不思議はない。
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◆オオバンブルマイ・吉村師「発馬が上手でいい位置に付けられる。折り合いもつく。2歳の時期にしては競馬が組み立てやすいです」
◆オールパルフェ・和田雄師「先行力があって前で競馬ができるのがセールスポイント」
◆キョウエイブリッサ・中村助手「長くいい脚を使える。距離延長も問題ないと思う」
◆グラニット・大和田師「緩かったところが休ませてしっかりして実が入ってきた」
◆コーパスクリスティ・福永助手「前走のようにリラックスして走ることができれば、距離にも対応はできそうです」
◆ダノンタッチダウン・安田隆師「今回は頭数も多いので、前走のような競馬では届かない。ある程度のところで運びたいですね。いい結果を出したいです」
◆ティニア・池江師「まだ背腰に力がついていない。現状では、東京より阪神の方が良さそうです」
◆ドルチェモア・須貝師「身体能力の高い馬。前走はしんどい展開と思っていたけど、そこから差し切ったからね。能力の高さを感じる」
◆ドンデンガエシ・尾関師「追い切り時計はほぼ予定通り。馬体が増えて成長している」
◆ニシノベストワン・新谷師「距離は十分もちそうです。反応が良くて素直な馬です」
◆バグラダス・嘉藤師「追い切りはうまくいった。マイルでも折り合いは問題ない」
◆フロムダスク・森師「テンが速くて、面白い馬。前走は逃げているけど、レースはジョッキーに任せます」
◆ミシェラドラータ・山田助手「前回は出遅れたのもあって、ゆっくりとした運び。スムーズな競馬ができればと思います」
◆レイベリング・鹿戸師「初戦の勝ちっぷりなら楽しみのほうが大きい。能力はある」
阪神で施行されるようになった、2014年以降(過去8年)の1~3着馬のキャリアを確認すると、1~4戦の範囲で収まっている。まずは、キャリア4戦以内の馬に注目すべきだろう。
(減点対象馬)
⑥ミシェラドラータ ⑩ウメムスビ
2014年以降の所属別成績は、美浦【3.1.2.22】、栗東【5.7.6.84】。連対率と複勝率の面では大きな差がない。ただし、前者の好走(3着以内)は、前走で単勝2番人気以内の高支持を集めていた馬のみ。その点には注意したい。
(減点対象馬)
①キョウエイブリッサ ③オールパルフェ ⑤バグラダス ⑧グラニット
2014年以降の3着以内馬24頭の前走使用距離を検証すると、1400m、1600m、1800m、2000mの4パターン。なお、1400m組の複勝圏入りは、前走で単勝3番人気以内の支持を受けていた馬に限定される。頭に入れておきたい傾向だ。
(減点対象馬)
①キョウエイブリッサ ⑥ミシェラドラータ ⑦オオバンブルマイ ⑩ウメムスビ ⑮フロムダスク ⑯コーパスクリスティ
前走の着順に関しては、距離が1600m超なら7着以内、1600mは4着以内、1600m未満であれば3着以内がマスト。2014年以降、これ以外のステップで臨んだ馬は複勝圏に届いていない。
(減点対象馬)
⑥ミシェラドラータ
前走の単勝人気については重賞なら不問だが、それ以外の場合は2番人気が最低ライン。2014年以降、前走非重賞組で3着以内に入った全馬がこの条件をクリアしていた。
(減点対象馬)
①キョウエイブリッサ ⑤バグラダス ⑨ニシノベストワン ⑩ウメムスビ ⑬スズカダブル ⑯コーパスクリスティ ⑰エンファサイズ
2014年以降の1~3着馬24頭は、いずれも前走から中2~9週の間隔で臨んでいた。中1週以内や中10週以上の臨戦馬は、例外なく複勝圏外に敗れている。
(減点対象馬)
④ドンデンガエシ ⑨ニシノベストワン ⑩ウメムスビ
U指数は、ウマニティが独自に開発した競走馬の能力値「スピード指数」で、その精度の高さから多くのユーザーに支持されています。ウマニティに会員登録(無料)すると重賞レースの出走予定馬全頭のU指数をご覧いただけますので、是非お試しください。
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直近5年の結果に共通するのは、U指数5位以内の馬が2頭以上3着以内に入っている点。2017年は全馬が該当しており、指数上位ながら低い評価を受けている馬の激走も散見される。2歳重賞のなかではU指数で攻略しやすい屈指のレースといっていいだろう。今年も当然、馬券の中心に据えるべきは指数上位馬だ。
まず取り上げるのは、未勝利、デイリー杯2歳Sと連勝中の1位③オールパルフェ(88.6)。東西の競馬場を問わず安定して走れるのが強みで、今回と同じ舞台の重賞を勝っている点も評価できる。差し・追込みが難しい今の阪神で、すんなり前に行ける脚質も魅力だ。
新馬、サウジアラビアRCと2戦2勝の2位②ドルチェモア(87.9)も当然有力。いずれのレースも完勝だったので、あっさり無傷の3連勝を決めてもなんら驚けない。
もう1頭、軸馬候補に挙げられるのは、デイリー杯2歳Sでオールパルフェの2着だった3位⑫ダノンタッチダウン(86.7)。前走は1番人気で取りこぼすかたちになってしまったが、上がり33秒1で追い込んだ脚は強烈だった。巻き返しの可能性は十分にあると判断する。
そして最後に、人気はないが4位と高い評価を受けている⑤バグラダス(86.3)を穴候補として挙げておきたい。
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その後、東京優駿(日本ダービー)をも制して世代の頂点に輝いた21年ドウデュースは最たる例といえるかもしれないが、純然たるマイラーが勝ち馬になるとは限らず、むしろ中距離をこなせる下地がある馬のほうが勝ち負けになりやすい。現行コースでは、ディープインパクトが3勝、ハーツクライが2勝、この2頭の種牡馬が複数頭の勝ち馬を出しているため、まずは父が中距離実績を持つかどうかにも注目すべきだろう。
ほか、10番人気以下の二ケタ人気で激走した4頭に目を向けると、15年3着シャドウアプローチ(父ジャングルポケット)・11番人気、16年3着ボンセルヴィーソ(2代母の父トニービン)・12番人気、19年3着グランレイ(父ルーラーシップ)・14番人気の3頭はトニービンの血脈を持つ点で共通していた。なお、上記ハーツクライも母の父がトニービンであることを気に留めておきたい。
ドルチェモアは、父ルーラーシップ×母アユサン(母の父ディープインパクト)。父はハーツクライと同様に母の父にトニービンを配されており、先述の通り同産駒では19年グランレイが3着に好走した実績を持つ。毎年のように上位を賑わすサウジアラビアRCの勝ち馬だが、本馬においては母が13年桜花賞の勝ち馬であることも特筆できるだろう。種牡馬として3勝を挙げているディープインパクトも母の父としての初勝利なるか注目したい。
オールパルフェは、父リアルスティール×母クイーングラス(母の父ルーラーシップ)。父はディープインパクトの直仔となるため、本馬は上記ドルチェモアの父と母の父を入れ替えたような血統構成ともいえるだろう。また、KingmamboとMonevassiaの全兄妹を掛け合わせた意欲的な配合も特徴のひとつ。今回と同じ舞台で施行されたデイリー杯2歳Sを勝っていることも蔑ろにできず、スッと好位を取れるセンスの良さも大きな武器となる。
コーパスクリスティは、父エピファネイア×母レッドソンブレロ(母の父キングカメハメハ)。本馬は血統表の2代目にシーザリオとキングカメハメハが並ぶため、間接的に15年の勝ち馬リオンディーズが作られる興味深い配合。また、伯父にヴァーミリアン、近親にダイワメジャーなどがいる良血馬でもある。ダイワメジャーといえば、18年1着アドマイヤマーズほか、昨年もセリフォスが2着。3連勝でG1制覇して不思議ない資質がありそうだ。
編集部(以下、編) 2022年秋のG1シリーズも終盤戦。今週は朝日杯フューチュリティSが行われます。
新良(以下、新) 有馬記念に向けて弾みをつけられるように、なんとかしとめたいですね。
編 今回は約3分の2が乗り替わりなので、選択肢が豊富にあります。まさに、腕の見せ所です。
新 乗り替わりの馬が3着以内に入る可能性が高いので、それをズバリ指名できるように頑張ります。
編 よろしくお願いします。では、気になる結論をお聞かせいただけますか?
新 私は横山武史騎手からルメール騎手に乗り替わる⑦オオバンブルマイに注目しています。
編 横山武騎手は、新馬戦を勝って1戦1勝で臨むレイべリングでコンビを組むことになりました。オオバンブルマイにルメール騎手が騎乗するのは、戦略的な乗り替わりですかね?
新 裏事情はまったくわかりませんが、横山武騎手は自らレイべリングを選んだのではないかと思っています。エフフォーリアで良好な関係にある鹿戸雄一厩舎の馬ですしね。
編 つまり、オオバンブルマイは横山武騎手に捨てられる格好になったと?
新 ネガティブにとらえるのなら、そうかもしれません。でも、陣営がノーチャンスと思っていたら、ルメール騎手に依頼することはないでしょう。横山武騎手とは縁がなかったけど、馬の力はあるので、ぜひトップジョッキーに乗ってもらいたい。そんな思いがあったからこそ、この乗り替わりが成立したのではないでしょうか。
編 タイミング良くルメール騎手が空いていたので、ここぞとばかりに依頼したという感じですかね。
新 おそらくそんなところでしょう。ルメール騎手はふだんの重賞ならノーザンファーム生産馬に騎乗しますが、ノーザンファームの馬の出走が3頭にとどまり、これというお手馬もいなかったため、オオバンブルマイへの騎乗がかなったのだと思います。
編 そうなってくると、陣営も気合いが入るでしょうね。
新 渾身の仕上げで臨んでくるはずです。岡オーナーの馬と言えば、エリザベス女王杯のアカイイトやJBC2歳優駿のゴライコウなど、ジャイアントキリングの印象が強いですが、いつもなら敵として立ちはだかるルメール騎手を今回は味方に引き入れることができました。是が非でもこのチャンスを活かしたいと思っているでしょう。
編 テン乗りになる点については心配いりませんか?
新 まだ2戦2勝なのでなんとも言えませんが、新馬戦、2戦目の京王杯2歳Sと異なる騎手で勝っているので、乗り手を選ばないタイプと考えることもできます。
編 ルメール騎手の阪神芝1600m実績も当然……。
新 説明するまでもありません。2021年以降のコース勝率は19.2%と近年も乗れています。グランアレグリアで勝った昨年のマイルCS以来のG1制覇を目指して、気合いのパフォーマンスを見せてくれるんじゃないですかね。
編 鞍上が申し分ないことは理解できました。あとは馬がマイルという初めての距離、そしてこのメンバー相手に通用するかどうかですが……。
新 まず、距離については問題なくこなせるとみています。デビュー2戦はいずれもスタートが良く、引っかかる面も見せませんでした。速い流れでも最後にひと伸びできるのは、母父ディープインパクトの血が活きているのかもしれません。
編 なるほど。気性面、血統面の両方で、こなせる下地はあるということですね。
新 はい。今回は前に行きたい馬が多く、おそらく中団待機になると思います。目標にされることはなく、プレッシャーのかからない競馬ができそうな点も追い風になるのではと。
編 ルメール騎手なら、好ポジションをとってくれそうですね。
新 小柄な関西馬ですが、中京、東京と輸送競馬でもしっかり結果を残してきました。精神的にタフなことは間違いなさそうなので、輸送距離の短い阪神で崩れることはないはずです。
編 それは心強い。ある程度ルメール人気をするかもしれませんが、それでも買いにくいほどの低オッズになることはないでしょう。高配当ゲットの期待がかかります。
新 最近は短期免許の外国人騎手の活躍が目立っているので、通年免許組の意地を見せてほしいですね。さすがルメール、というプレーに期待しましょう。
2歳の牡馬と牝馬が芝1600mを舞台にスピードや切れ味の完成度を競い合う。第45回(1993年)はナリタブライアンが後続に3馬身半差、第49回(1997年)はグラスワンダーが2馬身半差と、その後の活躍を約束するかのような圧勝劇を演じている。第58回(2006年)はドリームジャーニーが豪快な末脚を繰り出して快勝。のちに有馬記念を勝つことになる同馬が、中山競馬場との相性の良さを早くも見せつける格好となった。第67回(2015年)は、新馬戦を勝ったばかりの1勝馬リオンディーズが、断然人気のエアスピネルを差し切って勝利を飾り、このレースに勝てば「JRA平地G1完全制覇」(当時)となるはずだったエアスピネル鞍上・武豊の夢を打ち砕いた。
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