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朝日杯フューチュリティS G1

日程:2022年12月18日()15:40 阪神/芝1600m

朝日杯フューチュリティSデータ分析

コース図阪神芝1600m

2014年に中山から阪神に舞台を移した2歳G1レースだが、この時期のマイルG1であることに変わりはなく、中山開催時と比較して出走メンバーの質に大きな変化は見られない。強いて変わった点を挙げるならば、京都2000mの新馬戦を勝ち上がり、2戦目で当レースを制した2015年の優勝馬リオンディーズのようなタイプは、中山開催時であればその大半が朝日杯を見送っていたということ。おそらく「阪神外回りだからこそ」使ってきたのだろう。今後、同じようなケースが増える可能性もあり、押さえておきたいポイントのひとつである。レースが行われる阪神外回り1600mは、直線が長く急坂もあるため、高い瞬発力を求められる。速い上がりを確実に使えそうな馬を優先してチョイスしたい。(各種データ、原稿は本年のレース発走前のものとなります)

【人気】
阪神移行後の結果を検証すると、上位人気に限れば中山開催時と大差はなく、ほぼ同様の傾向ととらえてもいい。2016年こそ波乱決着となったが、基本的に1番人気が強いレースで、連対率、複勝率ともに極めて優秀な成績を残している。特に注目したいのは「前走芝1600m以上の勝ち馬」が1番人気のケース。2007年以降、馬券に絡めなかったのは2010年4着のサダムパテック1頭のみという、抜群の安定感を見せつけている。一方で、阪神開催以降は、2桁人気馬の健闘も目立っている。よって、人気馬を軸に相手を絞るのではなく、手広く散らしたほうが、好結果につながりやすいと判断したい。

◆人気別成績(過去20年)

人気着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1番人気 5-5-6-4 25.0% 50.0% 80.0% 71.5% 104.0%
2番人気 6-3-2-9 30.0% 45.0% 55.0% 155.5% 93.5%
3番人気 2-2-2-14 10.0% 20.0% 30.0% 70.0% 62.0%
4番人気 2-2-2-14 10.0% 20.0% 30.0% 100.0% 90.5%
5番人気 1-2-3-14 5.0% 15.0% 30.0% 73.0% 93.0%
6~9番人気 4-4-1-71 5.0% 10.0% 11.3% 109.4% 47.0%
10番人気以下 0-2-4-132 0.0% 1.4% 4.3% 0.0% 46.2%

◆単勝オッズ別成績(過去20年)

単勝オッズ着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1.9倍以下 0-2-1-1 0.0% 50.0% 75.0% 0.0% 82.5%
2.0~2.9倍 3-2-3-2 30.0% 50.0% 80.0% 66.0% 96.0%
3.0~4.9倍 4-1-3-5 30.8% 38.5% 61.5% 119.2% 90.0%
5.0~7.9倍 6-6-2-18 18.8% 37.5% 43.8% 116.6% 82.5%
8.0~14.9倍 4-3-6-38 7.8% 13.7% 25.5% 95.7% 82.5%
15.0~19.9倍 1-2-1-12 6.3% 18.8% 25.0% 109.4% 92.5%
20.0~49.9倍 2-2-1-69 2.7% 5.4% 6.8% 75.4% 35.3%
50.0倍以上 0-2-3-113 0.0% 1.7% 4.2% 0.0% 47.5%

◆配当(過去10年)

馬券種最高配当最低配当平均配当
単勝 3,450円 200円 1,021円
複勝 2,360円 110円 375円
枠連 10,060円 460円 2,863円
馬連 14,050円 520円 4,680円
ワイド 13,830円 180円 2,129円
馬単 20,260円 840円 8,744円
3連複 42,820円 700円 15,212円
3連単 221,200円 2,630円 81,544円

【脚質】
脚質についても中山開催時とさほど大きな違いはなく、「差し有利」。阪神開催移行後はコース形態も味方しているのか、その傾向がより顕著となっており、中団待機組が先行勢を圧倒。2018年は4角5番手以内の3頭で決まったが、これはかなりのレアケースで、基本的に逃げを含む先行勢は「2~3着があっても頭なし」と考えていい。対照的に4コーナーを7番手以下で通過した馬の活躍が目立ち、阪神開催になってからは、勝ち馬の多くが該当している。中団より後ろのポジションを取りそうな馬で、速い上がりを使えそうなタイプであれば、絶対に押さえるべきだ。

◆脚質別成績(過去20年)

脚質着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
逃げ 1-2-2-17 4.5% 13.6% 22.7% 28.2% 72.7%
先行 10-4-6-51 14.1% 19.7% 28.2% 148.0% 85.6%
差し 7-13-8-99 5.5% 15.7% 22.0% 45.4% 58.7%
追込 2-1-4-91 2.0% 3.1% 7.1% 12.9% 39.5%

【枠順】
現在の施行条件に移行してから、さほど回数をこなしておらず、サンプルがあまりにも少ない状況。過去の中山開催時のデータを分析しても意味はなく、ここでは、同時期に同じ舞台で行われる阪神JFと合わせて検証する。阪神JFでは「人気サイドが1枠に入れば信頼度アップ」の傾向がみられていた。当レースについても、上位人気馬が1枠に入ったケースでは、2014年にダノンプラチナ(1番人気)、2017年にダノンプレミアム(1番人気)が人気に応えて優勝している。コース形態や開催時期を考えると、阪神JFと同様の傾向が出てもなんら不思議はなく、人気馬が1枠を引いた場合は素直に信用すべきだろう。2018年にクリノガウディーが9番人気2着、2020年にはグレナディアガーズが7番人気1着の激走を見せたので、1枠の重要度はより高まった印象を受ける。

◆枠順別成績(過去20年)

枠順着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1枠 5-2-4-26 13.5% 18.9% 29.7% 113.2% 80.3%
2枠 3-2-5-29 7.7% 12.8% 25.6% 39.0% 82.1%
3枠 3-5-1-31 7.5% 20.0% 22.5% 80.0% 80.0%
4枠 3-3-4-30 7.5% 15.0% 25.0% 30.5% 43.8%
5枠 1-3-1-34 2.6% 10.3% 12.8% 20.0% 86.7%
6枠 2-4-1-33 5.0% 15.0% 17.5% 44.5% 40.0%
7枠 1-0-3-38 2.4% 2.4% 9.5% 82.1% 43.1%
8枠 2-1-1-37 4.9% 7.3% 9.8% 49.0% 26.6%

【血統】
血統については、阪神JFと同様に父または母の父にノーザンダンサー系種牡馬を持つ馬の好走が目立つ。また、阪神に開催が移行されてからは、別表のリーディング上位に位置しているディープインパクト、キングカメハメハ両産駒の上位進出が多いことから、主流血統が走りやすいレースと言えるだろう。ほかでは、大箱コースの中・長距離G1勝ち馬を父もしくは母の父に持つ馬の活躍が顕著。前述したディープインパクトとキングカメハメハも同じく大箱コースの中・長距離G1勝ち馬だ。阪神に移行してから、条件を満たす馬は毎回上位争いを演じている。まとめると、主流血統が走りやすく、加えて中・長距離の潜在適性も要求されるレースであると言えよう。

◆同コース種牡馬別成績(阪神競馬場/芝/1600m/過去5年)集計期間:2017/12/11~2022/12/11

種牡馬着別度数勝率連対率複勝率単勝
回収率
複勝
回収率
1 ディープインパクト 46-42-44-272 11.4% 21.8% 32.7% 40.8% 70.9%
2 ロードカナロア 25-22-22-186 9.8% 18.4% 27.1% 154.1% 72.6%
3 ハーツクライ 20-10-19-138 10.7% 16.0% 26.2% 84.4% 67.5%
4 エピファネイア 15-13-12-80 12.5% 23.3% 33.3% 261.8% 117.7%
5 キングカメハメハ 15-13-8-70 14.2% 26.4% 34.0% 60.8% 51.9%
6 ダイワメジャー 13-25-15-131 7.1% 20.7% 28.8% 41.5% 65.8%
7 ルーラーシップ 13-13-13-118 8.3% 16.6% 24.8% 43.1% 77.5%
8 キズナ 11-11-9-93 8.9% 17.7% 25.0% 88.4% 124.8%
9 ハービンジャー 9-9-6-100 7.3% 14.5% 19.4% 45.3% 52.5%
10 ドゥラメンテ 8-4-3-62 10.4% 15.6% 19.5% 64.9% 47.4%

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