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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 2 | 牡2 | 55.0 | 川田将雅 | 栗 中内田充 | 458(+2) | R1.32.3 | 17.5 | 7 | 34.5 | ③② | |||
2 | 4 | 7 | 牡2 | 55.0 | 横山典弘 | 栗 須貝尚介 | 502(0) | 1.32.4 | 3/4 | 5.1 | 2 | 33.5 | ⑩⑨ | ||
3 | 4 | 8 | 牡2 | 55.0 | 福永祐一 | 栗 藤原英昭 | 476(+8) | 1.32.7 | 1 1/2 | 2.5 | 1 | 34.2 | ⑦⑦ | ||
4 | 6 | 11 | 牡2 | 55.0 | 坂井瑠星 | 栗 矢作芳人 | 478(-4) | 1.32.8 | 1/2 | 25.0 | 8 | 34.8 | ③④ | ||
5 | 3 | 6 | 牡2 | 55.0 | 藤岡佑介 | 栗 中内田充 | 484(-6) | 1.32.8 | クビ | 71.4 | 13 | 35.1 | ②② | ||
6 | 8 | 15 | 牡2 | 55.0 | 岩田望来 | 栗 藤原英昭 | 444(0) | 1.32.9 | クビ | 48.8 | 11 | 34.1 | ⑨⑨ | ||
7 | 3 | 5 | 牡2 | 55.0 | 武豊 | 美 手塚貴久 | 478(+10) | 1.33.0 | 1/2 | 13.3 | 5 | 34.5 | ⑦⑦ | ||
8 | 1 | 1 | 牡2 | 55.0 | 池添謙一 | 栗 矢作芳人 | 460(-2) | 1.33.0 | クビ | 151.5 | 14 | 33.5 | ⑮⑮ | ||
9 | 7 | 13 | 牡2 | 55.0 | 松山弘平 | 栗 矢作芳人 | 500(+2) | 1.33.0 | クビ | 6.5 | 3 | 34.7 | ⑥⑥ | ||
10 | 7 | 14 | 牡2 | 55.0 | C.ルメー | 栗 松永幹夫 | 492(-4) | 1.33.1 | クビ | 11.2 | 4 | 36.2 | ①① | ||
11 | 8 | 16 | 牡2 | 55.0 | M.デムー | 栗 藤岡健一 | 510(0) | 1.33.3 | 1 1/4 | 34.4 | 9 | 34.3 | ⑪⑪ | ||
12 | 6 | 12 | 牡2 | 55.0 | 岩田康誠 | 栗 友道康夫 | 436(+8) | 1.33.3 | クビ | 58.8 | 12 | 34.2 | ⑪⑪ | ||
13 | 2 | 4 | 牡2 | 55.0 | 戸崎圭太 | 栗 大久保龍 | 500(+10) | 1.33.9 | 3 1/2 | 15.9 | 6 | 35.8 | ③④ | ||
14 | 5 | 10 | 牡2 | 55.0 | 北村友一 | 栗 西村真幸 | 458(+14) | 1.34.4 | 3 | 45.4 | 10 | 35.0 | ⑭⑬ | ||
15 | 2 | 3 | 牡2 | 55.0 | 山田敬士 | 美 小桧山悟 | 472(-6) | 1.34.5 | 1/2 | 503.4 | 16 | 35.2 | ⑪⑬ | ||
16 | 5 | 9 | 牡2 | 55.0 | 浜中俊 | 栗 岡田稲男 | 490(-2) | 1.35.4 | 5 | 156.9 | 15 | 35.3 | ⑯⑯ |
ラップタイム | 12.5 - 10.4 - 10.8 - 11.5 - 11.7 - 11.6 - 11.8 - 12.0 |
---|---|
前半 | 12.5 - 22.9 - 33.7 - 45.2 - 56.9 |
後半 | 58.6 - 47.1 - 35.4 - 23.8 - 12.0 |
■払戻金
単勝 | 2 | 1,750円 | 7番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 2 | 320円 | 5番人気 |
7 | 170円 | 3番人気 | |
8 | 130円 | 1番人気 | |
枠連 | 1-4 | 1,520円 | 6番人気 |
馬連 | 2-7 | 5,000円 | 16番人気 |
ワイド | 2-7 | 1,280円 | 14番人気 |
---|---|---|---|
2-8 | 670円 | 5番人気 | |
7-8 | 380円 | 2番人気 | |
馬単 | 2-7 | 14,610円 | 42番人気 |
3連複 | 2-7-8 | 4,150円 | 10番人気 |
3連単 | 2-7-8 | 51,360円 | 129番人気 |
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土曜日の阪神芝のレース結果、近年の朝日杯フューチュリティステークスの結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
月曜日にパラつく程度の雨が降ったが、火曜日から金曜日にかけての雨量はゼロ。土曜日は昼頃に少量の降雨があったものの、馬場にダメージを与えるほどではなく、終日良馬場(JRA発表)でレースが行われた。
ちなみに、この中間の散水は月曜日と木曜日の2回だけ。急激な気温の低下もあってか、雨が少ない割に作業は控えめ。芝、路盤ともに張り詰めた状況であることは間違いない。
土曜日の結果を検証すると、内回りは外めの枠が優位の様相。外回りについては、条件クラスのレースが1鞍しかないうえに、11頭立ての少頭数。判断するに悩ましいものがある。
とはいえ、全体的に内め~中を通った先行勢の粘り込みや、直線で馬場の真ん中あたりに進路をとった差し馬の伸び脚が目立つのは確か。ロング開催の終盤とすれば、決着タイムも遅くはなく、脚質的な有利不利の少ないコンディションとみて差し支えない。
その反面、向正面および正面直線では、内ラチ沿いを避けて通る場面が目につくようになってきている。少しずつ使えない部分が広がっていることは、しっかりと頭に入れておくべきだ。
ただでさえ、傾向が一変することも珍しくない阪神オーバーシード。外めの枠が優勢という、土曜日の結果をそのまま鵜呑みにしないほうがベター。それゆえ、枠順に関しては広いスタンスで構えたほうがいいだろう。
血統面については、近年の朝日杯フューチュリティステークスを振り返ると、父サンデーサイレンス系と父キングマンボ系が優勢。そのなかでも、現役時に芝2000m以上の国内G1勝利経験がある種牡馬の産駒が強い。
また、前走で芝1600mの特別・重賞を勝っていた馬の活躍が顕著。阪神開催に移行した2014年以降、6年連続で2着連対圏を確保している。このあたりも配慮すべきポイントのひとつといえよう。
今回の出走メンバーで要点を満たしている馬は、⑤ドゥラモンド、⑧レッドベルオーブ。よって当欄では、この2頭を注目株として推奨する。
プロ予想MAXが誇る予想神「スガダイ」とPOGマイスター「柿谷陽介」が朝日杯フューチュリティステークス特注馬を大公開!トッププロ予想家のハイレベルG1トークをお届けいたします!
出演:スガダイ(予想神) 柿谷陽介(POGマイスター) 岡田大(ウマニティ編集長)
日曜日に行われる朝日杯フューチュリティステークスの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①カイザーノヴァ【D】
栗東坂路併走。頭が高く首の使い方も今ひとつ。そのうえ、手前をコロコロ替えるせいもあってか、走りに余裕がまったくない。これといった強調材料は見当たらず、今回は割引が必要に思える。
②グレナディアガーズ【C】
栗東坂路併走。右手前で勢いよく登坂するも、次第に苦しくなって前肢のさばきが乱れるように。手前が左に替わると、今度は頭の位置が右前肢の方向へ。どうも常識にかからないところがある。評価は上げづらい。
③ビゾンテノブファロ【C】
美浦南W併走。直線の活気ある走りは評価できるが、コーナーを回る際の手前が逆で、外に振られてしまったのは減点材料。手前が落ち着かないのは実戦でも同じ。そのあたりを踏まえると、積極的には手が出ない。
④ショックアクション【B】
栗東坂路単走。右のハミが緩く(外れていた?)、植え込み側から馬場の真ん中へ斜行するような形に。それでも馬自身は意に介さず、首を上手に使って力強く駆け上がった。いい仕上がり具合ではないか。
⑤ドゥラモンド【B】
美浦南W併走。四肢の着地点がバラつき気味ではあるが、制御はしっかり利いているし、適度な前進気勢もある。持ち前の勝負根性を生かせるようなら、面白い存在になるかもしれない。
⑥ブルースピリット【C】
栗東CW併走。僚馬と重なってしまい、ラストの動きしか確認できなかったが、四肢の可動域が狭いように映る。それもあってか、伸びそうで伸びきれない印象。相手強化のG1で大望まではどうか。
⑦ステラヴェローチェ【B】
栗東坂路単走。しまい重点の内容ながら、力強い脚どりで駆け上がった。手前の切り替えに手間取った点は気がかりも、きちんと加速ラップを刻んだところは評価できる。及第点の仕上がりだろう。
⑧レッドベルオーブ【A】
栗東CW併走。前を走る僚馬に内から急くことなく追いつき、直線で前に出ると、そのまま体勢有利の形でゴールした。最後は気を抜いて減速したが、許容範囲の類。優に合格点の仕上がりにある。
⑨テーオーダヴィンチ【B】
栗東坂路併走。やや推進力が上に逃げ気味ではあるが、脚どりは軽く、鞍上の手応えに見合った走りはできている。状態は安定しており、自身の力を出せる態勢とみていい。
⑩アスコルターレ【B】
栗東坂路単走。馬場のいい時間帯とはいえ、きれいな加速ラップを記録したことは評価できる。力みがちの走りではあるが、前後のバランスはとれており、集中力も十分。順調とみていいだろう。
⑪バスラットレオン【B】
栗東坂路併走。頭を低い位置で保ち、身体を大きく使って走れているのは好感が持てる。やや一本調子ではあるが、前後のバランスはとれており、自身のパフォーマンスは示している印象。気配は決して悪くない。
⑫ジュンブルースカイ【C】
栗東CW併走。折り合い重視の内容とはいえ、外の僚馬に待ってもらったにもかかわらず、体勢不利の形でゴールを迎えてしまった点はいただけない。現状維持の範囲内という感が強く、勝ち負けまではどうか。
⑬ホウオウアマゾン【B】
栗東坂路併走。少し僚馬に食ってかかるような素振りを見せたが、稽古ではズブさを出すことが多い馬。良い意味での前進気勢と捉えることもできる。好調キープとみてよさそうだ。
⑭モントライゼ【B】
栗東CW単走。遊びの多いところは相変わらずだが、脚さばきはスムーズ。それなりにストライドも広くとれている。大きな上積みまではどうかも、気配自体は悪くない。良い意味での平行線だろう。
⑮ロードマックス【B】
栗東CW併走。やや反応の鈍いところを見せたが、加速がついてからの弾力性に富んだフットワークは目を引くものがあった。状態自体は良さそうなので、あとは実戦で気分を損ねず運べるかどうか。それが焦点となる。
⑯スーパーホープ【B】
栗東CW併走。直線半ばで僚馬を追い抜き、そのままリードを保ってゴールした。低い姿勢で最後まで脚をしぶとく伸ばしており、自身の長所は出せている印象。タフな競馬質になれば出番があるかもしれない。
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アスコルターレ・三藤助手「しまいが速くなるように追って、内容は良かった。どこからでも競馬ができる」
カイザーノヴァ・宮内助手「まだ子供っぽいが、背中がいいし、ポテンシャルは高い。外差しの利く今の阪神も向く」
グレナディアガーズ・福永助手「調教の良さが競馬につながってきた。気になるのは若さ。マイルは競馬がしやすい」
ジュンブルースカイ・友道調教師「鞍上に感触をつかんでもらった。体を戻しつつの調整だが、いい感じできている」
ショックアクション・大久保調教師「追い切りの動きはブランクを感じさせない。デイリー杯2歳Sを回避したが、もともとここが目標だった」
ステラヴェローチェ・須貝調教師「指示どおりの追い切り。筋肉が増えてパワーアップしたし、先につながるレースを」
スーパーホープ・藤岡調教師「体質が強く調教でしっかり乗れる。前走の内容を見てGIへ。思ったとおりの仕上がり」
テーオーダヴィンチ・横井助手「状態は良く、レースセンスが長所。どんなポジションでも、自分のペースで運べれば」
ドゥラモンド・平塚助手「気合を入れすぎない程度にしまいだけ。走りのバランスが良くなったし、落ち着きもある」
バスラットレオン・宮内助手「中2週だが、疲れもなく順調。前走は距離が長かったので、マイルに替わるのはプラス」
ビゾンテノブファロ・小桧山調教師「もう一段ギアがありそうないい動き。落ち着きが出て扱いやすくなっている」
ブルースピリット・福永助手「使ったことで調教では楽に動けている。操作性が良く、スピード競馬への心配はない」
ホウオウアマゾン・宮内助手「先週にCWでやっているのでこれで十分。こちらが思っている以上の成長を感じる」
モントライゼ・松永幹調教師「課題は1F延長だが、テンションさえ高くならなければ。今のところ上がっていない」
レッドベルオーブ・福永騎手「時計も優秀で予定どおり。体調もいいし、体がちょっと増えているのもいいと思う」
ロードマックス・藤原英調教師「しまいを生かす調整をして、前走は収穫のある内容。やってくれそうな雰囲気はある」
(夕刊フジ)
★朝日杯FSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
阪神で施行されるようになった、2014年以降の1~3着馬のキャリアを確認すると、1戦から4戦の範囲。ただし、キャリア1戦の好走は前走1番人気1着馬に限定される。覚えておきたい傾向だ。
前走の着順については、距離が1600m超なら7着以内、1600mは4着以内、それ以外の場合は3着以内がマスト。2014年以降の3着以内馬すべてがこの条件をクリアしていた。
2014年以降の3着以内馬の前走馬体重をみると、456~540キロの間。ただし、490キロ超ならびに460キロ未満の2着連対圏入りは連対率100%の馬に限られる。その点には注意を払いたい。
2014年以降の2着以内全馬に、1600m以上での勝利経験、もしくはオープンクラスの1400mにて勝ち鞍があった。この条件に当てはまらない馬は評価を控えめにしたい。
2014年以降の3着以内18頭は、いずれも前走から中2~9週の間隔で臨んでいた。中1週以内や中9週の臨戦馬は、例外なく4着以下に敗れている。
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過去5年間はすべて、U指数5位以内の馬が2頭以上3着以内に入っている点で共通する。しかも、2016年と2017年は全3頭が該当。2歳重賞のなかではU指数で攻略しやすい屈指のレースである。今年も当然、指数上位馬が馬券の中心になると考えていい。加えて、2015年3着のシャドウアプローチ(4位、11番人気)、2016年2着のモンドキャンノ(1位、7番人気)、3着のボンセルヴィーソ(4位、12番人気)のように、指数上位ながらも低い評価を受けている馬の激走が散見されるので、大きな見返りも期待できる。
まず、1位のモントライゼ(92.1)はしっかり買っておくべきだろう。距離延長が嫌われて人気を落とすようならしめたものだ。強い内容で重賞を勝利した4位のレッドベルオーブ(89.5)、5位のステラヴェローチェ(88.5)も外すわけにはいかない。
不気味なのは3位につけているブルースピリット(91.8)だ。今年は重賞実績馬が多数参戦する予定のため戦前の評価はそれほど高くないが、2戦2勝といまだ無敗で、未知なる魅力にあふれている。指数的には上位人気勢を一蹴してもなんら驚けない。
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阪神芝1600mへと舞台を移したのは2014年になるが、直近3年は1分33秒台の決着が続いており、移設当初とは少し趣が変わってきた印象を持つ。なお、純然たるマイラーが勝ち馬になるとは限らず、むしろ中距離もこなせるくらいの血統背景を持つ馬の方が好走しやすいことも特徴と言えるだろう。
また、近年に限れば欧州血脈の濃いタイプが幅を利かせており、昨年の勝ち馬サリオスはマンハッタンカフェやブエナビスタが出たドイツを代表する名牝系の出身で、2着はタートルボウル産駒のタイセイビジョン、3着には母の父ファルブラヴの伏兵グランレイが入線している。17年ダノンプレミアム(母インディアナギャル)、18年アドマイヤマーズ(母ヴィアメディチ)の2頭は母がアイルランド産という共通点を持ち、競走馬としてもフランスやアイルランドで活躍していた。
ステラヴェローチェは、父バゴ×母オーマイベイビー(母の父ディープインパクト)。07年朝日杯フューチュリティSを制したゴスホークケンの甥にあたる血統。バゴの父Nashwanとディープインパクトの母ウインドインハーヘアはいとこの間柄なので、本馬はディープインパクトの牝系を強調した興味深い血統構成でもある。また、父系は成長力、母系は早期完成度を強調しやすい両極端な印象だが、それがいい塩梅で作用している印象を持つ。父は04年凱旋門賞-仏G1などフランスのG1を5勝しており、近年の血統傾向からも強調しやすい種牡馬と言えるだろう。
ホウオウアマゾンは、父キングカメハメハ×母ヒカルアマランサス(母の父アグネスタキオン)。カレンミロティックの甥にあたる血統で、母は10年京都牝馬S‐G3を制するほか、10年ヴィクトリアマイル‐G1・2着など牝馬限定重賞で上位を賑わせた。本馬は一見すると機動力と持続力を兼ね備えたタイプに思えるが、馬場を問わずに瞬発力を発揮するあたりで3代母Caerlina(91年仏オークス‐仏G1・1着)の影響も感じさせる。叔父を彷彿とさせるしぶとさもあり、G1の舞台でこそ持ち前の粘り強さも活きるはず。
ブルースピリットは、父Invincible Spirit×母Jasmine Blue(母の父Galileo)。近親に11年愛2000ギニー-愛G1などG1を2勝したRoderic O'Connorがいる血統で、Zabeelやカーネギーが出たDernaに遡る牝系。父は欧州の短距離戦線を席巻する系統で、本馬も血統構成から将来的にはスプリンターとして主役を担える存在になっていくだろう。それだけに芝1600mはギリギリというイメージになるが、前傾ラップで流れた昨年は1400mから臨んだ馬が2・3着に好走しており、本馬も自分で競馬を作れる強みを上手くいかせれば。
(文・シンヤカズヒロ)
2歳の牡馬と牝馬が芝1600mを舞台にスピードや切れ味の完成度を競い合う。第45回(1993年)はナリタブライアンが後続に3馬身半差、第49回(1997年)はグラスワンダーが2馬身半差と、その後の活躍を約束するかのような圧勝劇を演じている。第58回(2006年)はドリームジャーニーが豪快な末脚を繰り出して快勝。のちに有馬記念を勝つことになる同馬が、中山競馬場との相性の良さを早くも見せつける格好となった。第67回(2015年)は、新馬戦を勝ったばかりの1勝馬リオンディーズが、断然人気のエアスピネルを差し切って勝利を飾り、このレースに勝てば「JRA平地G1完全制覇」(当時)となるはずだったエアスピネル鞍上・武豊の夢を打ち砕いた。