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皐月賞 G1

日程:2008年4月20日()15:40 中山/芝2000m

皐月賞の歴史と概要

2011年の優勝馬オルフェーヴル
2011年の優勝馬オルフェーヴル

クラシック三冠の幕開けを飾る一戦。「最も速い馬が勝つレース」と言われ、スピードとスタミナを兼備した3歳のトップホースたちが中山芝2000mを舞台に覇を競う。グレード制導入以前は、第33回(1973年)のハイセイコー、第35回(1975年)のカブラヤオー、第36回(1976年)のトウショウボーイなど、ファンの多い個性派たちが栄冠を獲得するケースが多く見られた。グレード制導入後は、競走体系の整備が進んだことでよりスピード色の強いレースとなり、第55回(1995年)のジェニュイン、第64回(2004年)のダイワメジャー、第73回(2013年)のロゴタイプなど、のちに古馬マイルG1を制する馬たちが勝ち馬欄に名を連ねている。また、セントライト、シンザン、ミスターシービーシンボリルドルフナリタブライアンディープインパクトオルフェーヴルコントレイルの8頭が、皐月賞を制したのちに二冠目の東京優駿(日本ダービー)、三冠目の菊花賞とタイトル獲得を重ねて三冠馬となった。ほか、第75回(2015年)はドゥラメンテが直線入口で大斜行するも、異次元の末脚を繰り出して圧勝。その衝撃的なパフォーマンスは伝説として語り継がれている。

▼2015年のドゥラメンテは最後の直線で大斜行も末脚を披露し圧勝した。

歴代優勝馬

1986年以降の優勝馬を掲載しています。優勝馬の馬齢は2000年以前も現行表記と統一しています。

回数 開催日 優勝馬 性齢 勝ち
タイム
騎手 調教師 レース
結果
第84回
動画
2024年4月14日
中山 芝2000m
皐月賞2024
ジャスティンミラノ 牡3 1:57.1 戸崎圭太 友道康夫 全着順を
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第83回
動画
2023年4月16日
中山 芝2000m
皐月賞2023
ソールオリエンス 牡3 2:00.6 横山武史 手塚貴久 全着順を
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第82回
動画
2022年4月17日
中山 芝2000m
皐月賞2022
ジオグリフ 牡3 1:59.7 福永祐一 木村哲也 全着順を
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第81回
動画
2021年4月18日
中山 芝2000m
皐月賞2021
エフフォーリア 牡3 2:00.6 横山武史 鹿戸雄一 全着順を
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第80回
動画
2020年4月19日
中山 芝2000m
皐月賞2020
コントレイル 牡3 2:00.7 福永祐一 矢作芳人 全着順を
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第79回
動画
2019年4月14日
中山 芝2000m
皐月賞2019
サートゥルナーリア 牡3 1:58.1 C.ルメール 角居勝彦 全着順を
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第78回
動画
2018年4月15日
中山 芝2000m
皐月賞2018
エポカドーロ 牡3 2:00.8 戸崎圭太 藤原英昭 全着順を
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第77回
動画
2017年4月16日
中山 芝2000m
皐月賞2017
アルアイン 牡3 1:57.8 松山弘平 池江泰寿 全着順を
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第76回
動画
2016年4月17日
中山 芝2000m
皐月賞2016
ディーマジェスティ 牡3 1:57.9 蛯名正義 二ノ宮敬 全着順を
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第75回
動画
2015年4月19日
中山 芝2000m
皐月賞2015
ドゥラメンテ 牡3 1:58.2 M.デムーロ 堀宣行 全着順を
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第74回
動画
2014年4月20日
中山 芝2000m
皐月賞2014
イスラボニータ 牡3 1:59.6 蛯名正義 栗田博憲 全着順を
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第73回
動画
2013年4月14日
中山 芝2000m
皐月賞2013
ロゴタイプ 牡3 1:58.0 M.デムーロ 田中剛 全着順を
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第72回
動画
2012年4月15日
中山 芝2000m
皐月賞2012
ゴールドシップ 牡3 2:01.3 内田博幸 須貝尚介 全着順を
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第71回
動画
2011年4月24日
東京 芝2000m
皐月賞2011
オルフェーヴル 牡3 2:00.6 池添謙一 池江泰寿 全着順を
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第70回
動画
2010年4月18日
中山 芝2000m
皐月賞2010
ヴィクトワールピサ 牡3 2:00.8 岩田康誠 角居勝彦 全着順を
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第69回
動画
2009年4月19日
中山 芝2000m
皐月賞2009
アンライバルド 牡3 1:58.7 岩田康誠 友道康夫 全着順を
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第68回
動画
2008年4月20日
中山 芝2000m
皐月賞2008
キャプテントゥーレ 牡3 2:01.7 川田将雅 森秀行 全着順を
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第67回
動画
2007年4月15日
中山 芝2000m
皐月賞2007
ヴィクトリー 牡3 1:59.9 田中勝春 音無秀孝 全着順を
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第66回
動画無し
2006年4月16日
中山 芝2000m
皐月賞2006
メイショウサムソン 牡3 1:59.9 石橋守 瀬戸口勉 全着順を
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第65回
動画無し
2005年4月17日
中山 芝2000m
皐月賞2005
ディープインパクト 牡3 1:59.2 武豊 池江泰郎 全着順を
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第64回
動画無し
2004年4月18日
中山 芝2000m
皐月賞2004
ダイワメジャー 牡3 1:58.6 M.デムーロ 上原博之 全着順を
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第63回
動画無し
2003年4月20日
中山 芝2000m
皐月賞2003
ネオユニヴァース 牡3 2:01.2 M.デムーロ 瀬戸口勉 全着順を
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第62回
動画無し
2002年4月14日
中山 芝2000m
皐月賞2002
ノーリーズン 牡3 1:58.5 B.ドイル 池江泰郎 全着順を
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第61回
動画無し
2001年4月15日
中山 芝2000m
皐月賞2001
アグネスタキオン 牡3 2:00.3 河内洋 長浜博之 全着順を
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第60回
動画無し
2000年4月16日
中山 芝2000m
皐月賞2000
エアシャカール 牡3 2:01.8 武豊 森秀行 全着順を
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第59回
動画無し
1999年4月18日
中山 芝2000m
皐月賞1999
テイエムオペラオー 牡3 2:00.7 和田竜二 岩元市三 全着順を
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第58回
動画無し
1998年4月19日
中山 芝2000m
皐月賞1998
セイウンスカイ 牡3 2:01.3 横山典弘 保田一隆 全着順を
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第57回
動画無し
1997年4月13日
中山 芝2000m
皐月賞1997
サニーブライアン 牡3 2:02.0 大西直宏 中尾銑治 全着順を
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第56回
動画無し
1996年4月14日
中山 芝2000m
皐月賞1996
イシノサンデー 牡3 2:00.7 四位洋文 山内研二 全着順を
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第55回
動画無し
1995年4月16日
中山 芝2000m
皐月賞1995
ジェニュイン 牡3 2:02.5 岡部幸雄 松山康久 全着順を
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第54回
動画無し
1994年4月17日
中山 芝2000m
皐月賞1994
ナリタブライアン 牡3 1:59.0 南井克巳 大久保正 全着順を
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第53回
動画無し
1993年4月18日
中山 芝2000m
皐月賞1993
ナリタタイシン 牡3 2:00.2 武豊 大久保正 全着順を
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第52回
動画無し
1992年4月19日
中山 芝2000m
皐月賞1992
ミホノブルボン 牡3 2:01.4 小島貞博 戸山為夫 全着順を
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第51回
動画無し
1991年4月14日
中山 芝2000m
皐月賞1991
トウカイテイオー 牡3 2:01.8 安田隆行 松元省一 全着順を
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第50回
動画無し
1990年4月15日
中山 芝2000m
皐月賞1990
ハクタイセイ 牡3 2:02.2 南井克巳 布施正 全着順を
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第49回
動画無し
1989年4月16日
中山 芝2000m
皐月賞1989
ドクタースパート 牡3 2:05.2 的場均 柄崎孝 全着順を
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第48回
動画無し
1988年4月17日
東京 芝2000m
皐月賞1988
ヤエノムテキ 牡3 2:01.3 西浦勝一 荻野光男 全着順を
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第47回
動画無し
1987年4月19日
中山 芝2000m
皐月賞1987
サクラスターオー 牡3 2:01.9 東信二 平井雄二 全着順を
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第46回
動画無し
1986年4月13日
中山 芝2000m
皐月賞1986
ダイナコスモス 牡3 2:02.1 岡部幸雄 沢峰次 全着順を
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歴史と位置付け

イギリスのクラシックレース「2000ギニー」に範をとり、本競走の前身となる「横浜農林省賞典四歳呼馬」が1939年に創設。当初の舞台は横浜競馬場(旧根岸競馬場)の芝1850mだった。その後、東京、中山への移設や施行距離、競走名の変更を重ね、1949年から競走名を現行の「皐月賞」に改称。翌1950年に距離が芝1950mから芝2000mに変更され、現在に至っている。ほかに東京優駿(日本ダービー)と菊花賞で構成されるクラシック三冠レースの一冠目に位置付けられており、2歳の早い時期から実績を積み上げてきたスピードタイプの馬を主軸に、毎年死闘が繰り広げられている。前述のとおり、本競走での勝利を手始めに三冠馬となったのは史上8頭。近年の生産界では“クラシックディスタンス”と呼ばれる2400m(≒12f)よりも2000m前後の実績が重視される風潮が世界的に強まっており、このレースを制した馬の種牡馬価値は年々高まっている。

開催時期

第1~8回(1939~1948年)は3月下旬~5月下旬で転々と開催。第9~11回(1949~1951年)は5月上旬~中旬。第12~32回(1952~1972年)は原則として4月中旬~5月上旬。第33回(1973年)以降は4月中旬に開催されている。なお、第23回(1963年)は厩務員組合争議の影響にともない5月12日に、第27回(1967年)は厩務員ストの影響にともない4月30日に、第32回(1972年)は馬インフルエンザの流行にともない5月28日に、第34回(1974年)は厩務員ストの影響にともない5月3日に、第36回(1976年)は厩務員ストの影響にともない4月25日に、第71回(2011年)は東日本大震災の影響にともない4月24日に、それぞれ順延して開催された。

競走条件

施行場所:中山芝2000m(右回り)
出走資格:3歳牡馬・牝馬
1着賞金:2億円
負担重量:馬齢重量

その他

競走名の「皐月」は旧暦の5月を指し、4月開催でほぼ固定される1952年より前は5月に開催されることも多かった。

年表

1939年横浜芝1850m、4歳(現在の3歳)牡馬・牝馬、定量、「横浜農林省賞典四歳呼馬」として創設
1943年施行場を東京芝1800mに変更
1944年競走名を「農商省賞典四歳」に改称、能力検定競走(馬券発売なし)として施行
1945年第二次世界大戦にともない開催中止(~1946年)
1947年競走名を「農林省賞典」に改称、施行距離を芝2000mに変更
1949年競走名を「皐月賞」に改称、施行場を中山芝1950mに変更
1950年施行距離を芝2000mに変更
1956年東京芝2000mで施行
1963年厩務員組合争議の影響にともない5月12日に順延、東京芝2000mで施行
1964年東京芝2000mで施行
1967年厩務員ストの影響にともない4月30日に順延
1972年馬インフルエンザの流行にともない5月28日に順延
1974年厩務員ストの影響にともない5月3日に順延、東京芝2000mで施行
1976年厩務員ストの影響にともない4月25日に順延、東京芝2000mで施行
1984年G1(国内独自)に格付け
1988年東京芝2000mで施行
1993年3位入線のガレオンが進路妨害により8着に降着
1994年ナリタブライアンが中山芝2000mのコースレコードを更新
1995年指定交流競走に指定
2007年格付け表記をJpn1に変更
2010年国際競走に指定、国際G1に格付け
2011年東日本大震災の影響にともない4月24日に順延、東京芝2000mで施行
2013年ロゴタイプが中山芝2000mのコースレコードを更新
2014年「JRA60周年記念」の副題を付して実施
2020年COVID-19の流行により無観客競馬として開催
2024年負担重量を馬齢重量に変更
会員登録(無料)でできること

今週の重賞レース

2024年4月20日()
福島牝馬S  G3
2024年4月21日()
マイラーズC  G2
フローラS  G2
総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
67,569万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 ジャックドール 牡6
49,004万円
9 ソールオリエンス 牡4
48,668万円
10 ナムラクレア 牝5
47,685万円
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3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
2 ステレンボッシュ 牝3
21,547万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
18,666万円
4 アスコリピチェーノ 牝3
16,854万円
5 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
6 シンエンペラー 牡3
11,128万円
7 コラソンビート 牝3
9,942万円
8 エトヴプレ 牝3
9,644万円
9 スウィープフィート 牝3
9,386万円
10 レガレイラ 牝3
8,278万円
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