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前日夕方の段階で単勝1番人気(⑬グランプリボス)のオッズが約5倍、15倍を切る馬が半数の9頭もおり、大混戦の様相を呈している今年のNHKマイルC。馬券はどの馬からでも入れそうなだけに、予想をするのが非常に悩ましいレースになっていますね。そんな難解な一戦だからこそ頼りになるのが、驚異の的中率を誇るこの男、「鉄板河内」でおなじみ河内一秀さんでしょう。先週のプロ予想DXの収支ランキングでは堂々トップと調子は上々。今週も、その好調ぶりを維持してくれることに期待し、NHKマイルCの前日見解を伺ってみたいと思います。ぜひ、買い目絞り込みの参考になさってください。
今年のNHKマイルCの出走メンバーのレベルは例年に比べてどうですか?
「カツラギの指数的には、例年と比較するとものすごく低レベルです。しかも、震災の影響もあって順調にキャリアを積んでいる馬が少なく、単純な能力比較が難しい状況になっています。要するに、史上まれに見る大混戦ということです。大波乱があってもおかくしないでしょうね。的中させるのは難しい。でも、当たればそれなりの配当が期待できるレースだと思います」
では、上位人気馬はまったく信頼できないということでしょうか? 1番人気が予想されるグランプリボスの評価はいかがでしょう?
「低レベルの大混戦で抜けた存在がいないのは間違いありませんが、この馬は今年のメンバーのレベルのなかでは、前2走とも水準以上の指数を記録しているので、むやみに嫌ってかかる必要はないと思います。軸にするなり、押さえに回すなり、なんらかのかたちで買い目には入れておいたほうがいいでしょうね」
逆に、上位人気で「これは危ないな」という馬は?
「コティリオンですかねぇ。全体的にレベルが低いので、押し出されるかたちで人気になっていますが、GⅠで上位人気になるような馬ではないと思いますよ。毎日杯の内容が評価されているようですが、指数的には特筆できるほどのものではありません。消し、もしくは押さえという評価が妥当でしょうね」
混戦だけに、面白そうな穴馬はいますか?
「前哨戦のなかでは、トライアルのニュージーランドTが指数的に最も高いレベルのレースだったと言えます。ここで権利を取った馬は、グランプリボスを含め、警戒が必要でしょう。とくに勝ち馬のエイシンオスマンは皐月賞を挟んだことにより人気を落としているので、買う価値はおおいにアリです」
河内さんは、大混戦ながらもニュージーランドT上位組が中心になりそうという評価を下しているようですね。この見解は、馬券を組み立てるうえで、かなり参考になるのではないでしょうか。その他の河内さんの狙い馬を知りたい方は、ぜひ最終結論をチェックしてみてください!
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