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現場記者が気になるポイントを陣営に取材するGI連載「私のチェックポイント」の2日目は、東京サンスポの三浦凪沙記者がアルクトスを直撃した。過去2回は結果が出ていないフェブラリーSで三度目の正直があるのか。ポイントはぶっつけのローテーションにあるとにらんだ。
◇
昨年の本命馬アルクトスにもう一度◎を託すかどうか。2年連続で9着に敗れたとはいえ、マイルCS南部杯を連覇した能力の高さは疑いようがなく、今年も狙ってみたい一頭です。
注目すべきはずばりローテ。昨年は根岸S(4着)を挟みましたが、栗田調教師によると「大型馬ということで、一昨年を踏まえたうえで田辺騎手からの進言もあって根岸Sを使ったけど、本番では覇気がなくていい時の雰囲気や勢いが感じられなかった」そう。そのため、今年は一昨年と同様に南部杯からのぶっつけ本番を選択しました。
休み明けでは南部杯はもちろん、さきたま杯でも結果を残しており、トレーナーは「競馬に行くと集中力がすごく高い」と久々でも力を発揮できる要因を分析。前哨戦で叩くのではなく、早めに入厩させて追い切りを進め、9日には田辺騎手を背に美浦Wコースで一杯に追われて6ハロン82秒3-12秒1を計時。栗田調教師は「これでガラッと変わってきた」と手応えを感じており、順調に仕上がりつつあります。
「脚抜きが良くて引っかかりがあるような馬場のほうがいいから、雨が降ってくれればプラスになる。なんとか中央のGIを獲らせてあげたい」
2年の経験はもちろん、天気の後押しもありそうな予感。三度目の正直に期待です。(三浦凪沙)
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