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たけし命名馬が乱戦を制す! 3冠初戦となる皐月賞(15日、中山競馬場、GI、芝2000メートル)の追い切りが11日に行われた。滋賀・栗東トレセンではタレント、ビートたけし(71)が命名したキタノコマンドール(栗東・池江泰寿厩舎、牡3歳)が絶好の動きを披露。GI密着連載「東西現場記者走る」担当で、2年続けて波乱の皐月賞を仕留めている板津雄志(たけし)記者(38)も、実績馬を逆転する可能性を感じ取った。
午前6時の開場一番から熱い視線が注がれる。新馬戦、すみれSを連勝し、実力と話題性を兼備したスター候補、キタノコマンドールだ。新コンビのミルコ・デムーロ騎手を背に、CWコースを優雅に駆け抜けた。
「感触は良かったし、いい状態。折り合いも問題なく、乗りやすい。僕が乗って、馬が(自分のやることを)すぐに分かっていた。賢い馬だよ」
皐月賞で歴代単独トップの4勝を挙げるミルコが、上々の初コンタクトに笑みを浮かべた。“世界のキタノ”が、自身が受章したフランスの芸術文化勲章の最高位から期待を込めて命名したコマンドール。先週の時点でほぼ仕上がっていたこともあり、道中はスヴァルナ(未勝利)の2馬身後方をじっくり進み、直線に入っても相手を抜かす構えは見られない。馬なりで流して、4ハロン54秒1、1ハロン12秒5。ゴールでは半馬身遅れたが、1コーナーに差し掛かる頃には追いついていた。動きに不安は感じない。
管理する池江調教師は「運を持っている馬」と表現する。ただ、それだけではない。携わる人間の想像をいつも超えるのがコマンドールだ。
昨年12月の初陣は、調教の動きも平凡な状況で迎えた。それでも、鮮烈な切れ味を繰り出して快勝。続く前走のすみれS(芝2200メートル)は、同レース史上最速の2分11秒7で連勝した。
「デビュー戦は半信半疑だったけど、能力だけで勝った。すみれSは調教でも動いたので自信を持って臨んだけど、逃げ馬のペースだったし、走破時計が速い中で上がりも優秀だった」
池江師も一戦ごとの上昇度を強調する。2戦ともメンバー最速のラスト3ハロン33秒台をマークした末脚が持ち味。「見た目はディープインパクトに似ていないけど、(勝負どころの)上がり方は似ているかな」とトレーナーは偉大な父を重ねた。
9日のイベントでたけしと初対面した池江師は「話題が豊富な方。競馬についても、何でも詳しくて驚いた」と見識の深さに感服。その名付け親は、番組収録のため生観戦はできないが、「“競馬は見る”と言ってくださった」。たけしに名勝負を届けるつもりだ。
「3戦目でさらに上積みが期待できる。王道を歩んだ馬とどれだけやれるか楽しみ」
勝てば最少キャリアでのVという快挙。芸能界の大御所の夢を背負うキタノコマンドールには、他の馬にはない特別な雰囲気が漂っている。ちなみに、3年連続的中を狙う自分も、名前は“たけし”。この馬に夢を託せるのか、レースまでさらに取材を進めたい。 (板津雄志)
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