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21日の阪神10Rベテルギウスステークス(3歳上オープン、ダート2000メートル)は、福永祐一騎手騎乗の5番人気マルカプレジオ(牡6歳、栗東・今野貞一厩舎)がゴール前で差し切りオープン初勝利をマークした。タイムは2分1秒8(重)。
メイショウイチオシが先手を取り、トウショウヘイロー、カポーティスターが続く。人気のランウェイワルツは好位のインでぴたりと折り合い、仕掛けのタイミングを待つ形。大きな動きはないまま直線に向く。内のランウェイワルツはなかなか外に出せずに苦しくなったが、対照的に2番手から絶好の手応えで抜け出したのはトウショウヘイロー。そのまま押し切るかと思われたが、外から末脚を伸ばしたマルカプレジオがあっという間に差し切り、6歳暮れにしてオープン初勝利を飾った。1馬身差の2着が7番人気のトウショウヘイロー。さらに1馬身1/2差の3着がランウェイワルツだった。
マルカプレジオは、父ゴールドアリュール、母バトルエンプレス、母の父トニービンという血統。通算成績は19戦6勝となった。
福永騎手は「いつもは好位からレースをするのですが、控える競馬をしてみたかったし、きょうはゆっくりと進めました。直線はすごい脚でしたし、これなら重賞でも通用しそうですね。スタッフもうまく仕上げてくれていました」と会心のVを笑顔で振り返っていた。
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