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今週の阪神には、土曜にGIII朝日チャレンジカップも組まれている。芝1800メートルのハンデ戦で、来年のマイルから中距離のGI路線を目指す馬たちの、まさに登竜門的な位置づけのレースとなっている。
トップハンデのマイネルラクリマ(美浦・上原博之厩舎、牡5歳)はここ3戦、重賞で1、3、2着の好成績。58キロのハンデも近2戦で背負い慣れている。阪神は未経験だが、京都&小倉【2・1・1・0】と輸送にも強く、引き続き上位争いが有望だ。
同じく58キロを課されたフェデラリスト(美浦・田中剛厩舎、牡6歳)は、ここが約7カ月ぶりの実戦。リフレッシュ効果に期待したいが、中間の動きを見る限り、良化途上の印象はぬぐえない。最終追い切りが鍵となりそうだ。
タマモベストプレイ(栗東・南井克巳厩舎、牡3歳)は、伸び盛りの3歳馬。ダービー&菊花賞ではこの馬にとって距離が長く掲示板を外したが、適距離の1800メートルなら期待が持てる。ハンデも55キロで争覇圏の1頭。
同じく3歳馬でハンデ55キロのラウンドワールド(栗東・松田博資厩舎、牡3歳)は、休み明けのアンドロメダSを完勝して復活を遂げた。リズムを崩して春のクラシックを棒に振ったが、その素質は誰もが認めるところ。休養で馬体もたくましくなっており、ここから出世街道を歩む可能性は高い。
古馬では3連勝でめきめきと頭角を現してきたアルキメデス(栗東・藤原英昭厩舎、牡4歳)が注目の的。休み明けの八坂Sは切れ味が一枚も二枚も違った印象で、本格化ムードが漂っている。昇級戦で55キロのハンデでも侮れない。
他では56キロのヒストリカル(栗東・音無秀孝厩舎、牡4歳)とコスモファントム(栗東・宮徹厩舎、牡6歳)、牝馬ながら55キロを課されたハナズゴール(美浦・加藤和宏厩舎、牝4歳)にも注意が必要だ。
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