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《栗東》池江寿厩舎勢は、鳴尾記念を快勝したトゥザグローリー(牡5)が坂路を馬なりで4ハロン53秒9-39秒4-13秒0。「予定より少し速くなったが、馬場もよかったしね。筋肉の張りがよく、活気もある。状態は前走以上。あとは暑さだけ」と池江寿調教師。夏場に弱いタイプで本番までの体調の維持がカギとなりそうだ。
目黒記念9着トレイルブレイザー(牡5)は4ハロン80秒1、3ハロン37秒1-11秒9で中ダノンカモン(牡6オープン)に半馬身遅れ、外ゴールスキー(牡5オープン)には3馬身半先着。武豊騎手は「1回使って状態は上向いているが、いい頃に比べると少し動きが重いかな。でも、まだ来週もあるから」と今後の変わり身に期待していた。
オープンの白百合Sを勝った3歳馬マウントシャスタ(牡)はCWコースで5ハロン68秒3、3ハロン38秒5-11秒9で中ファンタビュラス(牝3未勝利)にクビ差、外タイキプレミアム(牡3未勝利)には2馬身先着。池江寿師は「前走時より状態はいいが、53キロの斤量でも、この相手では厳しい。今後へのいい経験になってくれれば」と控えめに語った。
産経大阪杯を勝ち、鳴尾記念2着のショウナンマイティ(梅田智、牡4)はCWコースで一杯に追われ5ハロン65秒8、3ハロン36秒6-11秒6。浜中騎手は「前走後は初めて乗りましたが、疲れはないですね。落ち着いていて、折り合いもつきました。最近はレースでもムラがなくなりましたから」と好勝負を期待していた。
《美浦》Wコースで2歳馬2頭を前に見ながら進んだ、鳴尾記念4着ナカヤマナイト(二ノ宮、牡4)は、直線に向いても馬体を併せることなく馬なりのままフィニッシュ。前走から12日しかたっていないことを考えれば、5ハロン69秒7、1ハロン13秒7でも上々だ。「きょうはリラックスして走っていた。来週サッとやれば、態勢は整うでしょう」と好感触を示した二ノ宮調教師は、「前走は馬体が8キロ減ったので今回は減らさないようにしたい」と馬体の維持をポイントに挙げた。
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