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第16回ファンタジーS(5日、京都11R、GIII、2歳オープン、牝馬、国際、指定、馬齢、芝1400メートル、1着本賞金3000万円=出走17頭) イオリッツ・メンディザバル騎手騎乗の8番人気アイムユアーズ(牝、美浦・手塚貴久厩舎)が、直線大外から豪快に伸びて快勝。前走・函館2歳Sで2着に敗れた雪辱を果たし、阪神ジュベナイルフィリーズ(12月11日、阪神、GI、芝1600メートル)有力候補に名乗りをあげた。タイム1分21秒3(良)。鞍上のメンディザバル騎手はJRA初勝利が重賞制覇となった。
2着はディープインパクト産駒で4番人気のアンチュラス。3着は函館2歳S優勝馬で1番人気のファインチョイス。
無敗の重賞ウイナー、ディープの娘らが顔を揃えた一戦は、関東の刺客アイムユアーズが目の覚める末脚を繰り出して優勝。関東馬初のファンタジーS制覇を遂げるとともに、暮れの2歳女王に“王手”をかけた。
道中は中団を追走したアイムユアーズ。人気のファインチョイスは好位内め、アンチュラスもそれをマークするように好位でレースを進めた。
4コーナーを回って直線に入ると、内ファインチョイスの前にポッカリとスペースが開き、一気に先頭へ。外からアンチュラスも猛追。この2頭で決するかに思えたが、大外から矢のような末脚を発揮したのがアイムユアーズ。鞍上のアクションに応えて真っ先にゴールへ飛び込んだ。
メンディザバル騎手はワールドスーパージョッキーズシリーズに3度参戦し、08年には優勝経験もあるが、JRA勝利はなく、この勝利がうれしいJRA初Vとなった。
同騎手は「ワールドスーパージョッキーの経験をもとに勝ちたかったけど勝てなかったので、今回初勝利ができてうれしいです」と喜びのコメント。
また、日本のファンへメッセージを求められると、「日本の競馬のレベルが高いことは知っていたので、日本で勝つことが出来て本当にうれしいです。今度は海外でも日本の馬で勝ってみたいです。アリガトウ!」と話した。
アイムユアーズは父ファルブラヴ、母セシルブルース、母の父エルコンドルパサーという血統。JRA通算成績は4戦2勝。重賞は初制覇。管理する手塚貴久調教師は同レース初勝利。
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