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フランスのリーディングジョッキー争いが、おもしろい展開になっている。
首位騎手に与えられる『クラヴァシュドール』(金の鞭)の称号を競い合っているのは、34歳の王者クリストフ・スミヨンと、21日に23歳になったばかりの若武者ピエール・シャルル・ブドー。
2015年のフランスリーディングは昨年まで4年連続で首位を獲得しているスミヨンが例年通りにトップを快走し、11月13日の時点で171勝を挙げて、国内での年内の騎乗に区切りをつけていた。ところがその後、20勝差をブドーが日に日に追い上げ、今月17日のドーヴィル競馬の2Rでついに逆転。若き新王者の誕生かに思われた。
しかし、この知らせを受けたスミヨンが「8度目のクラヴァシュドール獲得のため、騎乗を再開する」と高らかに宣言。リーディングトップの奪還を目指し、22日マルセイユ・ヴィヴォーの薄暮競馬で戦列に復帰する。
千両役者のスミヨンが再び首位に立つのか。過去3位が最高のブドーがこのまま逃げ切るのか。
スミヨンは27日(ドーヴィル)、28日(ドーヴィル)、31日(ポー)でも騎乗馬を集めており、勝負は大みそかまでもつれそうだ。 (在仏競馬記者)
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